「明治日本の産業革命遺産製鉄・製鋼・造船・石炭産業」が2015年にユネスコ世界遺産登録されたのは記憶に新しい。八幡製鉄所や軍艦島、三池炭鉱、韮山反射炉といった施設は、日本の近代化の原点であり、「ものづくり大国」「技術立国」の礎である。ところで、近代化といってイメージできるのは、動力が蒸気機関に変わったり、より高度な製鉄技術が発達したりといったことだが、これらが始まったのはいつだろうか?嘉永6年(1853