“紀州のドン・ファン”として知られた和歌山の資産家、野崎幸助氏の死から約一カ月。死因は急性覚せい剤中毒とされているが、その死の真相はまだわかっていない。野崎氏といえば、鉄くず拾いからスタートして巨万の富を築いた商才と、70歳を過ぎてからも「美女とのエッチが人生の目標」と公言してはばからないユニークなキャラクターが知られていた。氏はかつて著書『紀州のドン・ファン』(講談社刊)で自身の人生と商い、そして