古代エジプトでは良い香りは神に捧げられる供物で、王族にとっては権威の象徴でした。かのクレオパトラがローマの指導者を虜にしたのは、その美貌よりも香りのテクニックのおかげだったという人もいるほどです。そして1920年にパリで誕生した伝説の香水、シャネルの『N°5』。ココ・シャネルは、「香水はどこにつけるべきでしょうか?」と問われ、「キスしてほしいところにつけなさい」というロマンチックな名言を残したそうです。