“顧客管理士”の肩書きを持つ高田靖久さんが執筆した『お客様は「えこひいき」しなさい!』(KADOKAWA刊)は、新規客の獲得を狙うばかりの会社からすれば、ある意味で革新的な一冊だろう。「お客様は平等に扱う」という不文律を守っていても売上げは上がらない。大口の常連客を「えこひいき」すべし――これは本書を読めば、かなり理に適っている指摘に思えてくるだろう。高田さんへのインタビュー後編では、具体的にどのような顧