これまで、デーモン閣下のさまざまなインタビュー記事を僕はたくさん(三十年近くかけて)読んできているのだが、やはり頭がよい方だからか、どうにも「あらかじめ用意していたような言葉がスラスラ」と出てしまっていることが多い。一方で閣下自身がインタビュアーになることもある。好角家として、閣下が力士にインタビューをする際には、その力士の通り一遍ではない、その日だけの、あるいは「素の」言葉を引き出そうと腐心して