広岡浅子(1849-1919)の生涯をモデルとしたNHK連続テレビ小説「あさが来た」は、最後まで気の抜けない、忙しい展開のドラマだった。終盤の展開は、戦後の雑誌編集者・大橋鎭子(しずこ。1920-2013)の回想記『「暮しの手帖」とわたし』を原案とする次期朝ドラ「とと姉ちゃん」への布石と見える部分があるので紹介したい。日本女子大という「場」「あさが来た」は大同生命の創始者のドラマ、と思いこんで観ていただけに、振り返っ