初代王者「3度目の戴冠」とはならなかった。第88回センバツ甲子園の優勝は奈良の智辯学園。延長戦で高松商業を下し、春夏通じて初優勝。決勝戦での延長サヨナラ勝ちは27年ぶりという劇的な幕切れだった。名門校とはいえ、これまで全国4強が最高順位だった智辯学園。それだけに今回の優勝の味は格別に違いない。全5試合を完投(全669球)した村上頌樹投手をはじめ、まずは栄冠を手にした選手たちについて讃えたい。一方で、今大会