1978年秋におこったプロ野球史上最大とも言える大事件「空白の一日事件」は、怪物江川卓だけでなく巨人軍、そしてプロ野球に激震を走らせた。その後、江川は9年間の現役生活で通算135勝(72敗、3セーブ)を挙げ、落合博満に「最後の速球派投手」と評されるセ・リーグを代表するエースとなった。現役引退後は巨人監督人事の度に候補に挙がったが、結局就任することはなかった。今季もその例に漏れず、原辰徳監督が退任(10月17