2015年11月15日、プロレスラー天龍源一郎が引退---。天龍は13歳で角界入り。部屋騒動での廃業を経て(注1)、26歳でプロレスに転向して、ザ・ファンクス、スタン・ハンセン、ブルーザー・ブロディら世界の強豪に胸を借りて成長。同世代の長州力やジャンボ鶴田とシノギを削り合い、ついには両巨頭ジャイアント馬場とアントニオ猪木からピンフォールを奪った唯一の日本人となった。つまり誰もが認める日本一のトップレスラーだ