【J1採点&寸評】新潟×柏|冷静にスペースを突いた新潟が逆転勝ちで今季初勝利!
互いに切り替えが早く、緊迫感あふれる攻防が序盤から繰り広げられた。前半、ペースを握ったのはホームの新潟。前からプレッシャーを掛けて柏のパスワークを封じると、厚みのある攻撃を仕掛けた。
対する柏も鋭いカウンターからゴールを目指す。前半ペースを握られながら、決定機ではむしろ柏が上回った。後半、ゲームは一気に動く。50分、カウンターからクリスティアーノのゴールで首尾よく先制した柏だったが、反撃に出た新潟も5分後にL・シルバがPKを決めて追いつく。
同点後に勢いづいた新潟は、スペースに抜け出す縦への速さを発揮した山本、R・シルバが連続ゴール。あきらめない柏も輪湖のゴールで1点差に詰め寄るが、新潟が走り勝って嬉しい今季初勝利を挙げた。
【チーム採点・寸評】
新潟 7
闘争心を前面に押し出しつつ、冷静にスペースを突いてゴールを重ね、初勝利に結びつけた。
柏 5
パスをつなげないながらもカウンターで脅かしたが、点の取り合いの末に今季初黒星喫す。
【新潟|採点・寸評】
GK
21 守田達弥 6.5
前半、カウンターから際どいシュートを浴びたものの冷静なセーブを見せた。初勝利の流れを作るパフォーマンス。
DF
25 小泉 慶 6.5
縦を意識した思い切った攻撃参加を見せ、スルーパスで会心のアシスト。持ち前の推進力を証明した。
3 大井健太郎 6
ポジションを細かく変えながら揺さぶりを掛けてくる柏の3トップに対し、落ち着いた対応を見せた。
2 大野和成 5.5
球際での判断が悪くピンチを招く。先制された場面も数的優位でつぶし切れなかったことが響いた。
7 コルテース 6.5
ポジショニングでまだ不安定なところはあるが、1対1の強さで食い止め、再三ボール奪取に成功した。
MF
8 レオ・シルバ 5.5
同点PKを落ち着いて決めたのはさすがだが、つなぎの場面で判断が悪く、らしくないミスが散見された。
6 小林裕紀 6
押し込んだぶん、カウンターを受けるスペースが広がったが、ピッチを幅広くカバーして中盤を支えた。
34 平松 宗 6
攻守両面で豊富な運動量を発揮し、チームにとって大きな機動力となった。ハイボールのターゲットとしても機能。
23 山本康裕 6.5
足を止めることなくボールを集配し、波状攻撃の原動力となる。裏に抜けてのゴールは秀逸な動きだった。
FW
14 田中達也 6
最前線で第一守備者として奮闘。第三子誕生を祝福する揺りかごダンスに感謝しつつ、「次こそ自分が点を」。
10 ラファエル・シルバ 7
守備に、突破に、アシストに、得点にと八面六臂の大活躍。今季初勝利の立役者となった。
交代出場
DF
24 川口尚紀 6
1対1を仕掛けるクリスティアーノに対して、身体をぶつけながら気迫の守備。勝利に貢献した。
MF
18 成岡 翔 ―
相手が退場者を出し、数的有利の場面でリーグ戦初出場。ミスを極力避けつつ、柏の反撃に冷静に対処した。
FW
9 山崎亮平 6
ドリブル突破から試合を決めうる決定機があったが、シュートが枠に飛ばず。しかし仕掛ける姿勢で脅威となった。
監督
柳下正明 6.5
相手の背後を狙ってスペースを攻略。ハイテンポなゲームをものにして、今季公式戦無敗の柏に土を付けた。
【柏|採点・寸評】
GK
21 菅野孝憲 5.5
PK1本と二度の1対1から3失点を献上。完全に不利な状況となって確実にゴールを捉えられた。
DF
27 キム・チャンス 5.5
攻撃参加をするキッカケを掴めず、連動した新潟のサイド攻撃に防戦一方となった。
4 鈴木大輔 5.5
新潟2トップのプレッシャーを受けて、効果的なビルドアップができず。スペースの攻略も許した。
13 エドゥアルド 5.5
前半、セットプレーから迎えた二度の決定機は決めたかった。守備は寄せが甘く、新潟にリズムを与えた。
22 輪湖直樹 6
セットプレーからの好配球でチャンスを作り、追撃のゴールも。攻める姿勢を加速させた。
MF
15 武富孝介 6
運動量と勘どころの良いポジショニングでボールに関与し、攻撃を機能させた。2得点に絡む奮闘ぶり。
8 茨田陽生 5
球際でファイトし続けていたが、熱くなりすぎて二度の警告。退場によって一気に形勢不利に傾いてしまった。
7 大谷秀和 5.5
前からプレッシャーを掛けてくる新潟の守備をかいくぐろうと、位置取りを変え続け工夫を試みたが空転。
FW
10 大津祐樹 5.5
前を向いて仕掛ける場面は数えるほど。新潟の厳しい警戒網に持ち味を出せずに終わる。
30 クリスティアーノ 6
労を惜しまぬランニングと身体の強さを活かしたプレーでチャンスメイクを担うとともに、ゴールも狙い続けた。
9 工藤壮人 5.5
厳しいマークに前を向けず。前半、CKから迎えた決定機には新潟GK守田が立ちはだかった。
交代出場
MF
14 狩野健太 ―
数的不利になって投入され、今季初出場。シュート1本を放ったものの得点には絡めなかった。
MF
26 太田徹郎 5.5
逆転を許した後に投入されたが、決定的な場面を作れず。存在感を示すことができなかった。
FW
31 大島康樹 5.5
クリスティアーノのクロスから決定的なシュートを放ったが、コルテースの守備に阻まれる。
監督
吉田達磨 5.5
パスワークを封じられ、押し込まれながらも先制。しかし、その後の新潟の反撃を食い止められなかった。
取材・文:大中祐二
