次の舞台はニューヨーク

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 NHK連続テレビ小説史上初の外国人ヒロインを起用し、現在も絶好調の『マッサン』。撮影はすでにクランクアップしており、打ち上げの模様を3月3日発売の「女性自身」(光文社)が掲載。ヒロイン・エリー役を務めたシャーロット・ケイト・フォックス(29)は、上機嫌でアカペラを歌っていたという。

 母国アメリカでは無名の舞台女優だったシャーロット。夫や家族をアメリカに残して単身日本に乗り込み、見事朝ドラのヒロインを好演、今や日本では絶大な知名度を誇る有名人だ。

 当然、日本のドラマやバラエティなどから様々なオファーがきており、日本国内の仕事はよりどりみどりである。しかし、シャーロットが次に選んだ仕事は、アメリカ・NYのブロードウェイミュージカル『シカゴ』だった。

彼女の日本での女優業は?

 実は彼女、今年1月には、

「この仕事を続けられるように。日本で女優を。ずっと、日本で女優の仕事をしたい。それが幸せです」

 と口にしていた。『マッサン』終了後も日本で活動していくと報道されていたが、『シカゴ』への出演が決まったことで状況は変わったようだ。

 さらに、彼女のエージェントはオーストラリアやカナダへも売り込みをかけており、活動の拠点を日本に限定する気はないようだ。

 芸能関係者が言う。

「女優としてのキャリアアップに彼女は貪欲です。世界で活躍できる女優になれるチャンスがあれば、間違いなくそちらへ行きます。日本での女優業も当然考えたでしょうが、外国人ということで役柄が限定されてしまう。彼女は不満でしょう。さらに、日本ではバラエティのオファーが比較的多く、女優業をやりたい彼女とは、ギャップが生じています」

 それでは、彼女がこれから日本で活動することはないのだろうか。

「今回の『シカゴ』で存在感を示せば、ブロードウェイ女優として世界的に活躍していくことになりますが、失敗すれば、出戻りという形で日本を中心に活動するのでは(同前)

 ブロードウェイでの彼女の成功を願ってやまないが、失敗して日本に戻ってきてほしいという人も多いのでは。ファンにとってはなかなか悩ましい事態だ。

(取材・文/タナカアツシ)