田辺画伯、大繁盛!

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 以前からTwitterでヘタウマ、もとい、極めて独創的な絵の腕前を披露している俳優の田辺誠一(45)。フォロワー数は55万人と、俳優部門最多を誇っている。

 2011年に「さっき公園でカッコイイ犬を見たんですが、写真を撮れなかったのでイラストを描いてみました」とつぶやき、シュールなイラストをアップしたことが発端となり、いつからか田辺はネット上で“画伯”と呼ばれるようになった。

 そして昨年11月に発売したLINEスタンプ「かっこいい犬」も、発売直後からアクセスが殺到。クリエイターズマーケットでまたたく間に1位を獲得した。ネット上でも、

「こういうの欲しかったっていうスタンプが多くて使い勝手がいい!」
「ずっと見てると本当にかっこよく見えてくるから不思議」

 と評判も上々だが、2月26日発売の『女性セブン』(小学館)によると「すでに3000万円は売り上げているとみられている」そうだ。

後続はaiko、益若つばさ、西山茉希

 田辺といえば芸能界入りする前から自主制作映画、絵画、小説、写真といった創作活動をしており、さらに日本人俳優で初めてホームページやブログを開設するなどデジタルにも造詣が深い。普段からTwitter向けにスマホを使って指で描いているというが、スタンプは色を塗るなどの行程があるので、液晶タブレットにペンで描きディテールにこだわったという。

 同誌によると「さらに売れ行きが伸びて、1年間で1億円の大台を超えるかもしれません」というから、今後も活躍が続きそうだ。

 ちなみに昨年5月から11月までの半年間に購入されたLINEスタンプ総数は3595万セット、総売り上げは35億円超。人気上位10作品の平均販売額は3680万円にもなるというから、その規模の大きさが分かるというもの。描き手には販売額の35%が入るとあって、田辺の人気に続けとばかりに、芸能界でもaiko(39)、益若つばさ(29)、西山茉希(29)などが続々と自作イラストを発売し始めたという。

 一般人の間でも「スタンプ長者」を目指してLINEクリエイターズマーケットに参入する者は多いが、昨年夏にはジャニーズ事務所の嵐を始め、複数のアイドルグループを意識して制作したと見られる「なんちゃって」スタンプが、ファンの通報により販売停止となった例もある。各タレントや業界関係者たちは、著作権や肖像権に十分配慮して田辺画伯に続いてもらいたいものだ。

(取材・文/チロル蝶子)