最低女優賞に選ばれたキャメロン・ディアス
 - David M. Benett / WireImage / Getty Images

写真拡大

 昨年1年間の最低映画を決定するラジー賞こと第35回ゴールデンラズベリー賞が、第87回アカデミー賞授賞式を翌日に控えた現地時間21日に発表され、今年1月に結婚したキャメロン・ディアスが最低女優賞を獲得。最多7部門でノミネートされていた、映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』のマイケル・ベイ監督が最低監督賞に選ばれた。

 先月5日に人気ロックバンド、グッド・シャーロットのベンジー・マッデンと結婚式を挙げたばかりのキャメロンは、3度目のノミネートにして最低女優賞を初受賞。『ANNIE/アニー』の演技でノミネートされていた最低助演女優賞にこそ選ばれなかったが、同作も最低続編映画賞を獲得するなど、散々な結果となった。

 ベイ監督は、5度目のノミネートにして、2009年の『トランスフォーマー/リベンジ』以来、2回目の最低監督賞受賞という快挙を達成。ベイ監督のプロデュース作『ミュータント・タートルズ』に出演したミーガン・フォックスも最低助演女優賞を受賞している。

 最低映画賞に選ばれたのは、人気コメディードラマ「愉快なシーバー家」のマイク役で知られるカーク・キャメロン主演映画『カーク・キャメロンズ・セイビング・クリスマス(原題) / Kirk Cameron's Saving Christmas』。最低男優賞、最低脚本賞、最低スクリーンコンボ賞など最多4部門で受賞し、今年の台風の目となった。(編集部・入倉功一)

第35回ゴールデンラズベリー賞の受賞結果は以下の通り。

■最低映画賞
『カーク・キャメロンズ・セイビング・クリスマス(原題) / Kirk Cameron's Saving Christmas』

■最低監督賞
マイケル・ベイ『トランスフォーマー/ロストエイジ』

■最低男優賞
カーク・キャメロン『カーク・キャメロンズ・セイビング・クリスマス(原題)』

■最低女優賞
キャメロン・ディアス『ジ・アザー・ウーマン(原題) / The Other Woman』『セックス・テープ(原題) / Sex Tape』

■最低助演男優賞
ケルシー・グラマー『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』『トランスフォーマー/ロストエイジ』

■最低助演女優賞
ミーガン・フォックス『ミュータント・タートルズ』

■最低リメイク、パクリ、続編映画賞
『ANNIE/アニー』

■最低脚本賞
『カーク・キャメロンズ・セイビング・クリスマス(原題)』

■最低スクリーンコンボ賞
カーク・キャメロンと彼のエゴ『カーク・キャメロンズ・セイビング・クリスマス(原題)』

■ラジー名誉挽回賞(ラジーの救い手賞)
ベン・アフレック(『ジーリ』から『アルゴ』『ゴーン・ガール』)

※日本語のリストを転載する際は編集部までご連絡ください