100点満点を目指せ!「睡眠IQ」で子供と共に学べるスマートベッド

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実に生活の3分の1の時間を使う“睡眠”。それだけに、これまで多くの人がこの睡眠を快適なものにしようと努力してきた。

その結果、広さや厚さ、硬さ、そして肌に触れる素材など、多種多様なベッドが考案されてきたが、意外と子供にフォーカスされたベッドはなかったような気がする。

そこで今回は、子供の睡眠をサポートし、しかも“恐怖心”を取り除いてくれるベッドを紹介する。

睡眠の質を数値化してくれるベッド

この1月、ラスベガスで行われた世界最大の家電見本市『CES』で睡眠カテゴリの部門賞を受賞したのが『SleepIQ Kids』である。

これは昨年の『CES』で大人向けスマートベッド『x12』を発表したSleep Number社が開発した、子供向けのスマートベッドだ。

同社は私たちがイメージするような“スマートベッド”を開発した最初の会社として『x12』とともに注目されたが、今年は子供向けのベッドを発表したようだ。

『SleepIQ Kids』は、マット内に内蔵されたセンサーで圧力と子供の動き、それに呼吸と心拍数を測定。翌朝に“睡眠IQ”という数値を算出する。100点満点で算出されるスコアを子供と一緒にチェックすることで、睡眠への関心を高めてもらおうという狙いだ。

また、PCやAndroidアプリを使って子供の睡眠をモニタリングしたり、場合によっては通知を受け取ることも可能。ベッドそのものは傾斜をつけたり、周りの照明も遠隔操作が可能だ。

そして特徴的なのが“モンスター機能”だ。

アプリを使って『SleepIQ Kids』の下にスマートフォンをかざすとモンスターアイコンが登場! ベッドの下に怖いモンスターがいないことを知らせてくれ、子供の恐怖心を取り除いてくれるのだ。

睡眠を攻略すれば“モンスター”は怖くない?

子供向けに配慮された様々な機能は、両親が子供を寝かしつけるためだけのものではない。彼らは介護が必要な老人ではなく、これから大人になろうという真っ最中なのだ。

遠隔操作で照明を管理することも、心拍数や呼吸をモニタリングすることも、全て実際に眠る本人たちのための機能であり、サポートなのだと思う。また、「ベッドの下に怖いモンスターはいない!」と本人自身で気づかせてあげることもポイントだ。

開発したSleep Number社の理想としては、10歳以上の子供には睡眠IQを自分で管理し、日中の運動や糖分摂取、テレビの視聴時間が睡眠の質にどう関係するかを理解していってもらいたいとのこと。

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【参考・画像】

※ Sleep Number Transforms Bedtime for the Whole Family with the New SleepIQ Kids Bed - sleep number