スペインサッカー協会が「キャプテン翼」の“あのワザ”をマジメに議論

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日本のサッカーアニメ『キャプテン翼』は、海外でも数多くの現役選手に影響を与えている。元イタリア代表のデル・ピエロ選手を筆頭に、フェルナンド・トーレス選手、アレクシス・サンチェス選手、アンドレス・イニエスタ選手など、多くのスター選手たちも熱狂したと語る本作だが、スペインのサッカー協会がアニメに出てくるワザについて奇妙なツイートをして話題となっている。

そのワザとは、同作に登場する双子の立花兄弟による「スカイラブハリケーン」だ。立花政夫・和夫兄弟が放つこの大技は、仰向けになったどちらかがジャンプ台となり、その足に乗って飛んだもう一方が高角度からヘディングするというあり得ないシュートである。

スペイン協会は何を思ったか、この技を引き合いに出し「実際の試合ではファールになると思う? 教えてください」と、なぜか“皆さんの見解を求める”口調で問いかけている。



残念ながら、この非現実的な技に対しての厳密なレギュレーションによる決まりはないようだが、日本のサッカールールでは「敵味方の関係なく相手を利用して空中高く跳躍する行為はサッカー競技規則に定められた“非紳士的行為”に抵触する」との意見もある。

過剰な力を用いたプレイは「警告の対象となる可能性がある」という条項の拡大解釈とも取れるが、実際に足への負担や危険性を考えると現実のピッチでこのワザを見ることはなさそうだ。

ちなみに、大柄な次藤洋の両足から飛んだ立花兄弟が同時にシュートを放つ「スカイラブツインシュート」も存在するが、当然こちらも現実には不可能だろう。