100年前のレシピを再現したプリンが、濃厚でウマすぎる!日本橋人形町「つくし」のプリン
江戸歌舞伎の始まった芸術の街、日本橋人形町。この街には江戸歌舞伎だけでなく、庶民の娯楽として盛況だった人形芝居もたくさん催され、それによって多くの商いがはじまりました。
また明治に赤坂から久留米藩歴代藩主有馬家が水天宮に移り水天宮が移転したことで、縁日や戌の日には多くの参詣人が人形町・水天宮エリアを訪れるようになります。
そこに江戸時代からの芝居小屋や寄席、飲食店などが立ち並ぶ人形町にも多くの人が訪れる事になり、東京でも有数の繁華街として栄えました。今の人形町が江戸の粋を色濃く残しているのは、江戸の初期から続く長い歴史が醸し出す雰囲気なのかもしれません。
その人形町に、100年前のレシピを再現したプリンが産まれました。その名前は「人形町風鈴(プリン)」。
1851年生まれの江戸菓子匠つくしの初代がレシピ帳に残していた今のプリンの原型である「西洋風茶わん蒸菓子」をもとに、5代目が再現したカスタードプリン。
スプーンですくってみると、現在の主流とも言える非常に柔らかいプリンとは異なり、しっかりとしており、固めのプリンである事が分かります。
濃厚な玉子のコクが極限まで引き出されており、カラメルなしでもしっかりと味わい深いプリンを楽しめます。さらにすくって香ばしいカラメルと合わせると濃厚な玉子のコクとプリンの優しい甘みに、カラメルの苦みが効いて、プリン全体を引き締める役割をしている事に気がつきます。
今食べても非常においしい100年前のレシピを再現したプリン。100年前の東京の人達は、どんな顔をしてこの美味しいプリンを味わったのでしょうか?
江戸の情緒を感じられる街人形町で、100年前のレシピを再現したプリンを味わってみてはいかがでしょうか?
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お店 つくし
住所 東京都中央区日本橋人形町2-1-12
営業時間 8:00〜20:00
定休日 不定休