お米は悪くない!ご飯大盛りでも太らない方法「ごはんは腹持ちがいい」
ダイエットの敵!と言ったら、何が思い浮かびますか? 揚げもの、スイーツ、お肉……なかなか敵は多いですよね。しかし「ごはん」を挙げる人も多いのではないでしょうか。今回は「ごはんは本当にダイエットの敵なのか」を探ってみたいと思います。
■ごはんを食べると太る?
本格的なダイエット!とまではいかなくても、日ごろの体重増加予防のために、ごはんの量を減らしている人は多いはず。「夕食時はビールを飲むからごはん抜き」とか、「おかずは食べるけれどごはんの量はお茶碗半分に」なんていう人もいるでしょう。
しかし、それは本当に効果的なのでしょうか?
実は、ごはんなど主食となる炭水化物は、脂質に比べ、燃焼効率がいいエネルギーなのです。同じカロリーとなる量を摂った場合、脂質は体内に蓄積されやすく、炭水化物は燃焼されやすいという違いがあります。さらに、脂質のバランスが大きいと、炭水化物の燃焼効率が落ちてしまうという残念な効果が……。
それなら、脂質を減らしてごはんでエネルギー補給をした方が、ずっとダイエット効果が高くなりますよね。
また、同じ炭水化物でも、パンは製造の過程で油分を含むことが多いものです。食パンなどは比較的少なめですが、ロールパンやクロワッサン、菓子パンなどには要注意。気が付くと脂質をたっぷり摂取している可能性もあるのです。
その点ごはんは脂質をほとんど含まないので安心ですね。
■ごはんは腹持ちがいい!
「ごはんの方が、麺類やパンより腹持ちがいい」と感じている人は多いのではないでしょうか。これは、ごはんはパンなどの材料である小麦粉に比べゆるやかに血糖値が上昇するため、満腹感が持続しやすいことが要因です。
これは精製の度合いが違っていることも理由に挙げられます。
また、ごはんを食べていると、パンや麺類に比べ噛む回数が多くなるので、早食いになるのを防ぐ効果があります。そしてたくさん噛むことで、唾液の分泌も促され、でんぷんの分解が促進されます。口の中である程度分解されていれば、胃腸での消化吸収も効率よくなります。
ごはん食を実践している人の中には、腹持ちもよく、体によさそうな玄米を食べている人もいるでしょう。しかし、玄米は腹持ちがいい=消化されにくい、という側面も持っています。しっかり噛んで分解し、その栄養も効率よく摂れるようにしましょう。
ごはんはダイエットの敵というより、むしろ味方になりえる存在です。和食中心のメニューで、脂っこいものを食べ過ぎないよう気を付ければ、ごはんは恐れる存在ではなくなりそうですね。