台湾、公務員のLINEなどの使用を禁止 セキュリティー要件満たさず
(台北 25日 中央社)行政院(内閣)の孫立群報道官は23日、セキュリティー上の懸念があるとして、同院が各政府機関に対し、業務用のパソコン上でLINE(ライン)などの無料通信アプリの使用を禁止する通達を出したと発表した。
孫氏は各無料通信アプリのうち、ラインを例に挙げ、同アプリのホストコンピューターが韓国など海外で管理されている上に、パソコン版はハッカーの攻撃により情報が盗まれやすいなど、セキュリティー上の問題があることを指摘した。
孫氏は個人のパソコン、携帯電話での使用は禁止しないとしているが、非公開情報など、漏洩した場合に問題となりうる情報を伝達する際には使わないよう呼びかけていると語った。
一方で行政院は2カ月前から工業技術研究院(工研院)が開発した無料通信アプリ「Juiker」を試験的に導入しており、すでに江院長など上層部を含む多数の職員が使用しているという。
(唐佩君/編集:杉野浩司)
孫氏は各無料通信アプリのうち、ラインを例に挙げ、同アプリのホストコンピューターが韓国など海外で管理されている上に、パソコン版はハッカーの攻撃により情報が盗まれやすいなど、セキュリティー上の問題があることを指摘した。
一方で行政院は2カ月前から工業技術研究院(工研院)が開発した無料通信アプリ「Juiker」を試験的に導入しており、すでに江院長など上層部を含む多数の職員が使用しているという。
(唐佩君/編集:杉野浩司)