太陽光発電の家の賢い選び方
■増えている太陽光発電の住宅
今、太陽光発電を屋根に載せている新築の家が増えているようだ。経済産業省の「平成24年度 新エネルギー等導入促進基礎調査 太陽光発電システム等の普及動向に関する調査」によると2009年から太陽光発電システムを導入する住宅が前年比約130%〜158%のペースで増えている。

もともと太陽光発電といえば、自宅の光熱費を削減できたり環境にやさしいといったエコな印象が強く、関心は高かったのだろうが、2012年7月にスタートした「固定価格買取制度」と太陽光パネルの設置コスト低下の相乗効果で普及が一段と進んだのではないだろうか。

太陽光発電による売電収入のシミュレーションが可能
この固定価格買取制度とは自宅で発電した電気をその地域の電力会社が固定の価格で買い取ってくれる、という制度である。つまり、太陽光パネルで発電された電気が実際の収入となり、住宅ローンの足しになる訳だから、一気に導入を検討する方が増えても不思議では無い。太陽光発電の搭載量や買取年数、売電方式によって様々な試算がされている。各社でシミュレーションを紹介しているので比較してみるのも面白いだろう。

■太陽光パネルのチェックポイント
実際に太陽光発電を搭載しようと考えたときに、まず気になるのがどの太陽光パネルを選んだら良いのか、ではないだろうか?太陽光パネルを選ぶときのチェックポイントは、発電量、安定した発電能力、そして見落としがちなのが暑さに強いかどうかである。

もちろん、メーカーによって様々な特長を持っているが、昨今話題となっているのがパナソニックの太陽電池モジュール「HIT」だ。

「HIT」は夏の暑い日でも、曇りの日でも、安定的に発電をすることができる上に、太陽光パネルの汚れを雨水で洗い流すなど、従来のパネルの弱点と言われてきた部分が改善されているという。

■屋根への負担はしょうがない?
そんなパネルならばより多く設置して、発電量を増やしたいと考えがちだが、たくさん設置すればするほど屋根が重くなり、建物への負担は増加してしまう。載せる量にもよるが、その重さは軽自動車1台分とも言われている。そうなると耐震面も考慮せねばならない。つまり、太陽光パネルをたくさん載せようと考えるのであれば、軽い屋根が良いし、また、家自体の強度もきちんと確保する必要があるのだ。

■太陽光パネルを載せるために開発した家
では、どうすれば建物に負担をかけず、太陽光による発電量も最大化できるのか。
そこで開発されたのが太陽光パネルを載せる前提でつくられた家「テクノフルソーラー」である。この家は、テクノストラクチャーという木と鉄を組み合わせた梁を使用し、1棟ごとに構造計算をした家で、屋根全面に太陽光パネルを搭載している。太陽電池モジュール「HIT」の特長を最大限活かせるだけでなく、実大の耐震実験で震度7をクリアしており、耐震性への不安にも対応しているようだ。

さらに、テクノフルソーラーの屋根は、パネルを載せた状態でもパネルを載せていない一般的な屋根よりも軽く、屋根に穴を開けずに設置できるので雨漏りリスクにも対応。太陽光パネルと一体感のあるデザインとなっている。

■効率的な売電をめざした「テクノフルソーラー」
では、肝心の発電量はどうなのだろうか。「テクノフルソーラー」は10kW以上の太陽光パネルの搭載も可能なようだ。ちなみに10kW以下の場合の固定価格買取期間が10年なのに対し、10kW以上の太陽光発電システムを搭載すると、倍の20年間、固定価格で買い取ってもらうことができる。これは大きなメリットといえるはずだ。

条件にもよるが、「テクノフルソーラー」だと20年で1,000万円程の収入になることもあるらしい。※パナソニックによる詳しいシミュレーションはこちら。
太陽光発電のシステム代などはかかってしまうが、住宅ローンからこれだけの額を差し引くことができるのであれば、一度調べてみるのも良いのではないだろうか。


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■関連リンク
テクノフルソーラーの詳細はこちら
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