右に左に快音響く!正則学園、2発快勝!

 この日も30度を超える気温に強い日差しの中、第96回東東京大会3回戦、正則学園と区立九段中等教育の一戦が駒沢野球場で行われた。

 試合は両チームともチャンスをつくるものの、最後の一押しが出来ない状態。区立九段中等教育は1回から3回まで、スコアリングポジションにランナーを進めプレッシャーをかけるが、正則学園先発・富澤 航が踏ん張り続ける。

 富澤の粘りに応えたい正則学園は4回裏、遂に試合を動かす。この回先頭は4番・土橋 鵬晃。フルカウントからバットを思い切り振り抜くと、快音と共に放たれた打球は駒沢野球場の防護ネットのレフト、ど真ん中に。均衡を破るホームランが4番に生まれ、俄然勢い付く正則学園。球場のざわめきが収まらないうち、今度は5番・小野 健汰が大きな打球を飛ばす。こちらはライトへのホームラン。4番・5番の連続ホームランで正則学園が一気に試合の流れを決めた。

 正則学園は5回には小野の犠牲フライで1点。8回にも小野、天野の連続二塁打などで2点を追加。5対0で区立九段中等教育を下し4回戦へと駒を進めた。