「Office For iPad」について知っておくべき 5 つのポイント

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マイクロソフトの人気製品が、最もポピュラーなタブレットでもようやく使えるようになる。

2014 になって、ようやく我々は iPad でもマイクロソフトの Office 製品を使えるようになる。

サティア・ナデラが今年 2 月にマイクロソフトの CEO になって以来初めて行われた同社の公式イベントにおいて、マイクロソフトは Windows 用の昔ながらの製品一式を、アップル製のタブレットにも対応させると発表した。対象となるのは iPad(2、4、Air)と iPad mini。

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Office For iPad は App Store から無料でダウンロードが可能だ。ただし、Word、Excel 、PowerPoint のドキュメントを閲覧することしかできず、作成や編集を行うにはマイクロソフトの Office 365 サービスへの加入が必要となる。加入費用は年間 70 ドルから。

実はこれまでも、iPad で Office を使うことは可能だった。「Office Mobile for Office 365」というサービスがあり、Office 365 に加入している人であればこのアプリを無料でダウンロードすることができたのだ。これは Office の仮想化バージョンであったが、iPad 用に正しく最適化されたものではなかった。また、デスクトップ版の Office を仮想化したサードパーティー製のツールというのもいくつかあったが、デスクトップ版はタブレットのような小さいスクリーンには向かないため、あまり良い手段とは言えなかった。

そして今、マイクロソフトはようやく iPad 用に最適化したバージョンの Office を提供してくれた。だが、それを本当に必要としていた人々はもしかしたら、既に他のアプリに移行してしまったか、もしくはそんな開発は当の昔に諦めてしまっていたかもしれない。

iPad から Office にアクセスする方法は他にもあった。特に人気があったのは、2012 年にリリースされた「OnLive Desktop」だ。これは iPad 上で動作する Windows 7 の仮想化バージョンで、予め Word、Excel 、PowerPoint がインストールされている。OnLive はマイクロソフトの規約に違反していたため、ほどなくサービスは停止されてしまったが、今や我々には公式な「Office For iPad」がある。以下に、押さえておきたい 5 つのポイントをまとめておこう。

  • 無料:Office for iPad は無料だが、ドキュメントの作成や編集を行うには Office 365 への加入が必須。加入料金は年間 70 ドルから。
  • Word、Excel、PowerPoint が含まれる:今後もっと多くの Office 製品が追加されるだろうが、今のところはこの 3 大製品が提供されている。
  • Word 文書の書式設定は完全に有効となる:Word ユーザーが愛好する機能は全て、iPad アプリにもちゃんと揃っている。もちろんツールバーも健在だ。
  • Excel には専用のテンキーが含まれる:数式の利便性を維持するため、iPad 専用のテンキーが含まれる。
  • PowerPoint にはレーザーポインターが:iPad 上でパワーポイントのプレゼンテーションを行う際、画面にタッチするとレーザーポインターが現れる。大事なプレゼンを盛り上げてくれるだろう。

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トップ画像:Madeleine Weiss
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Anthony Myers
[原文]