菊池製作所 <3444> は1000円ストップ安の4030円売り気配。前日はサイバーダイン <7779> の新規上場をきっかけにした材料出尽くし感で売りが優勢となり、きょうは26日引け後に発表した14年4月期業績予想の下方修正が嫌気された。

 売上高は58億4000万円から54億円(前期比4.8%減)と減収予想に転換。営業損益は1億円超の黒字予想が一転し、2億5100万円の赤字(前期は7000万円の赤字)に拡大する見通し。純利益は1億6000万円から1億1900万円(前期比2.5%減)と減益予想になった。

 スマートフォンやコンパクトデジタルカメラなどの情報通信機器や精密電子機器分野において、顧客の開発抑制傾向の影響を受けて受注が低迷。第3四半期からは介護ロボット、医療機器関連の受注が増加したものの、カバーできなかった。(編集担当:宮川子平)