Google I/O 2014は6月下旬に開催予定

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次回グーグル・デベロッパー・カンファレンスの会場はサンフランシスコの Moscone Center

次回の Google I/O は 6 月下旬に開催される予定だ。グーグルの Android・Chrome 両プラットフォームの責任者であるサンダー・ピチャイが自身のGoogle+ への投稿で発表した。Google I/O は、グーグルが開催するデベロッパー・カンファレンスのなかでも年間最大規模のイベントだ。

今年の Google I/O は6月25日と26日に サンフランシスコのMoscone Westで開催される。去年よりは1月ほど遅い開催となるが、2012年の開催日は今年と同じくらいであった。

今年の Google I/O の内容はちょっと予想がしにくい。昨年のグーグルは Android や Chrome OS の新バージョンリリースを控え、開発者向けの機能に力を注いでいた。発表された内容は主に Google Play 開発者サービスや Google Play デベロッパー・コンソールに関するもの、デザイン原則、Google Maps のアップデートなどであり、新しいハードウェアの発表も行われなかった(参加者には Chromebook Pixel が配られたが)。2012年の Google I/O では Nexus 7 タブレットの紹介が行われ、Android 4.1 Jelly Bean も発表されていた。

グーグルは同社の2大プラットフォームである Android と Chrome に開発者を誘致したいと考えているため、今年の Google I/O はピチャイが率いることになるだろう。ピチャイは元々 Chrome の責任者であったが、Android の創立者であるアンディ・ルービンがグーグルのロボット工学のプロジェクトに移籍したため、Android 事業も彼から引き継いだ。

Google I/O への参加申し込み方法は来月に発表される予定だ。ピチャイによれば、チケットを希望する全ての人にチャンスが与えられるよう、今年は申し込み方法を変更するという。過去数年、Google I/O のチケットは発売後すぐに売り切れてしまっていたため、グーグルは参加希望者によるチケット争奪を避けるためにシステムを変更し、宝くじのような抽選方式を採用するようだ。

「我々は、皆さん全員が Google I/O 2014 への興味を表明できるような新しいシステムを構築しています。当選者はランダムに選ばれた後、速やかに通知されます」とピチャイは述べている。

Google I/O 2014 についてもっと知りたい方は、当イベントのウェブサイトへどうぞ。

Dan Rowinski
[原文]