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来週末に控えた「大学入試センター試験」。いよいよ受験シーズン到来です。高校受験以降は、進学を希望する人なら誰しも通る「受験」の門ですが、幼稚園や小学校から「お受験」をさせるご家庭も、首都圏を中心に少なくないと聞きます。そこで、今回は「子どものお受験」に関してアンケートを実施しました。みなさんは、「お受験」を希望しているのでしょうか?

■「お受験」をさせた(させる予定の)人は2割未満?

Q.あなたは、お子さんに「お受験」をさせましたか?(もしくはさせようと思っていますか?)

「はい」……:17.7%
「いいえ」……:82.3%

子どもに「お受験」をさせた(させる予定の)人は全体の2割未満という結果に。意外と少ない気もしますが、首都圏では私学志向が高まりを見せる一方で、地方は公立中心。「経済的に厳しい」という理由に加え、そもそも「お受験」の必要性を感じないという回答が多く見られました。そのほか、「小さいうちはのびのび遊ばせたい」(36歳/女性/情報・IT)、「評判のいい小学校区を居住地に選んだから」(31歳/女性/小売店)、「中学生くらいまでは勉強よりも大切なことを身につけてほしい」(41歳/男性/自動車関連)などの意見も。

反対に、「お受験」をさせた(させる予定の)人の主な回答は以下の通り。・「親が、最大限子どもに与えられるものは与えたいと考えたから」(31歳/女性/情報・IT)・「本人の希望」(43歳/男性/医療・福祉)・「転勤続きで地元の小学校に馴染めそうになかったため」(50歳以上/男性/生保・損保)・「地元の中学が非常に荒れていて、行かせたくなかった」(50歳以上/男性/電機)・「親が中高一貫校出身なので、子どもが希望すれば受験させてもいいと思う」(28歳/女性/その他)

「お受験」をさせた(させる予定の)人の回答から、単に学歴の問題だけで「お受験」をさせたのではないことが見えてきました。いくら仲のいいお友達と一緒でも“荒れている”学校に我が子を通わせることに抵抗があるのは、親心としては自然なものかもしれません。また、転勤がわかっているのであれば、子どもへの影響が少なくなるよう配慮するのは親の優しさと言えるでしょう。

今回のアンケートでは、子どもに「お受験」をさせた(させる予定の)人は全体の2割程度ということがわかりました。いわゆる「お受験」の必要な学校は圧倒的に首都圏に多く、親の受験に対する意識は地域差が大きいのが現状。ただ、最近では地方でも公立中高一貫校が増えてきています。「受験」によって子どもの可能性が広がったり、その経験が成長の糧となるのであれば、また子どもが希望するのであれば、選択肢の一つに入れておくのもアリかもしれませんね。

【アンケート対象】
調査時期 : 2013年11月22日〜11月25日
調査対象 : マイナビニュース会員(子ども有り限定)
調査対象数 : 237人
調査方法 : 回答者限定ログイン式アンケート