脳の働きが最大限良くなる読み方「立って読む」
本を読むとき、どんなスタイルで読んでいますか? ソファに寝そべりながら、椅子に座って、と人それぞれの楽しみ方があると思いますが、ある読み方をすれば、脳の働きがよくなって頭に入りやすくなるのです。
■立って読む
本を読むというと、座って読むというイメージが強いですが、実は本は立って読むほうが集中できます。よくテレビドラマなどで、考え事をしながらウロウロと歩き回るシーンが出てきますが、あれは単なる演出というだけではなく、実際に立って物事を考えることで血行がよくなり、脳に酸素が供給されていい考えが浮かびやすくなるのです。
■書店での立ち読みは集中できる
ブックオフなどの自由に立ち読みができる店に行くと、真剣な顔で本を読んでいる人がたくさんいます。特に、お金を出して買おうと思っている人は無駄なお金を使いたくないので「この本は本当にお金を出す価値があるか」を見極めるため、とても集中しています。
図書館でも同じですね。わざわざ図書館まで本を借りにいく人は、それだけの手間と時間をかけてでも読みたいと思える価値のある本を探しているので、本を選ぶときもおのずと真剣になるのです。
■集中力の発揮は、脳の働きも最大限まで引き上げられるということ
集中するためには、脳の働きが鈍くては話になりません。受験勉強や残業など、集中しなくてはいけないのにどうも脳の働きが悪く、ちっともはかどらなかったという経験はありませんか? では、本に集中するための脳の状態を作り出すにはどうすればいいのでしょうか?
まず、本に集中できる環境づくりをします。その点、書店や図書館はあまりザワザワしていないので静かに本と向き合うことができる理想の環境といえるでしょう。家の中ならば、やはり家族がテレビを見ている部屋は避け、自分ひとりで静かに読書に集中できる部屋を選びましょう。
そして、窓を開けて換気をよくしたり、お気に入りの香りのアロマオイルをたいたりして、心地よくリラックスできる環境を作り出します。空気がキレイだと気持ちがスッキリして、それが脳の活性化にもつながるのです。その上で、立って本を読むようにすれば集中できて内容がどんどん頭に入ります。
音読するのもいいですね。