フェザー級T決勝、フレイレに隙は?
そして11月2日にパット・カーランを破って世界王者となったストラウス戦では、ウォーレン戦の敗北からの学習か、オフェンシブ・ディフェンダーのストラウスに対し、手数と仕掛けで勝負。レフェリーから印象点を稼ぎゲームメイキング合戦を制している。強さと巧さを併せ持つようになったフレイレは、パット・カーランとの世界戦こそ再びスピリットの判定で落したが、ここでもボクシングに長足の進歩を見せていた。
今、まさにピークに登り詰めようというフレイレは、シーズン9でもあらゆる局面で強さを発揮している。初戦のディエゴ・ヌネス戦では下がりながらショートの左フックで一発KO勝ち。下がりながら前の手で元UFCファイターを葬る、そのタイミングの見極めと瞬発力の強さを披露した。続く準決勝ではファブリシオ・グェレーロを相手に際の強さ発揮。特にテイクダウンを取られそうになった直後のスイープの仕掛けからスクランブルを制する動きは見事だった。
まさに隙がなくなったフレイレに対し、ウィルコックスの強さはやはりフィジカルとテイクダウンになるだろう。急遽代役で出場が決まった彼は、初のフェザー級戦でアコップ・ステパーニャンから大逆転のRNCで一本勝ちし、準決勝のジョー・タイマングロ戦は徹底したテイクダウンとトップキープで判定勝ちを掴んでいる。驚くほど発達した広背筋を持つウィルコックスにとって生命線はやはりテイクダウン。ただし、立ち技のステップワークと細かいパンチの駆け引きではフレイレが上回るので体力のある間、加えてフレイレの目がウィルコックスの動きに慣れていなく、さらに汗をかく前にテイクダウンを奪って削っていきたい。