コミックも快適に読めるようになった新Kindle Paperwhite

Kindleシリーズには、Androidをベースにカラーディスプレイを搭載する「Kindle Fire(キンドル ファイア)」シリーズと、電子書籍専用の電子インクを採用したモノクロディスプレを搭載する「Kindle Paperwhite(キンドル ペーパーホワイト)」シリーズがあります。
Kindle Paperwhiteシリーズで採用されている電子インクは、スマホやタブレットで採用されているバックライトを使わないため目への負担が小さく、長時間の読書でも目が疲れ難いといった点が大きな特徴です。またページを書き換える際にだけ電力を消費するので、バッテリーの持ちがスマホやタブレットとは比べものならないほど長持ちする点も長所です。
反面、画面の表示切り替えの速度が、スマホなどで使われている液晶ディスプレイや有機ELに比べて遅いため、インターネットの閲覧や動画視聴など画面表示を高速に切り替える必要のあるコンテンツには適していません。
日本では、2012年にWi-Fiモデルと3Gモデルが発売開始されたKindle Paperwhiteですが、2013年10月下旬に国内第2世代となる新製品が発売開始されました。
さっそく、新しくなったKindle Paperwhiteをみてみましょう。
■サイズ、外観はほぼ一緒
新Kindle Paperwhiteですが、内容物は、本体×1、充電およびPC接続用のMicroUSBケーブル×1、保証書およびスタートガイド×各1のシンプルな構成です。

Kindle Paperwhiteの内容物
本体のサイズと外観は、前機種(2012年モデル)とほぼ同じですが、前機種の213gから206gと若干軽量化しています。

手前が新 Kindle Paperwhite、奥が2012年モデル
違いは背面のロゴが、Kindleからamazonにかわっているくらいです。
■コミック読破も快適になった動作速度の高速化
新しいKindle Paperwhiteの最も進化した点が、動作速度です。前機種ではページめくり(切り替え)でワンテンポ遅れるという印象でした。文書だけの書籍であれば十分に実用となる操作感でしたが、画像入り文書やコミックでは表示更新や連続したページめくりが緩慢な印象は否めませんでした。
今回の新しいKindle Paperwhiteでは、ページの切り替えが素早く、表示更新が高速化されており、コミックなどの表示も連続したページめくりも快適に行えます。また、本体のストレージ容量も2GBから4GBにアップしており、本体に保存できる書籍数が最大1,000冊から最大4,000冊に増えている点も大きな改善点です。

コミックや写真集も快適に閲覧
新しいKindle Paperwhiteは、スワイプによるページ送りが指に追随するようになったおかげで、紙の本の読書に一段と近づいてきた印象です。
“電子書籍向けタブレット”とも言えるKindle Paperwhiteですが、たくさんの本を手軽に読みたい!といった人は一度試してみてはどうでしょうか。
■関連リンク
・Kindle Paperwhiteの2013年モデルと2012年モデルでページめくりスピードを比べてみた(livedoorニュース)
・Kindle Paperwhite(ニューモデル)(Amazon)