1日2個のキウイフルーツには気分をアゲる効果が!「ビタミンCが効く」―NZ研究結果

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安くておいしいキウイ。名産地ニュージーランドの大学で、メンタルヘルスに関する研究結果が報告されています。

オタゴ大学の研究によると、1日2個のキウイフルーツを食べる人は、感情やエネルギーのレベルを高く保(たも)てることが分かりました。

この研究は、2つのグループの一方に1日2個のキウイを、もう一方のグループに1/2個のキウイを毎日食べてもらうというもの。この結果、2個キウイを食べたグループは「うつ」と「疲労」の症状を示す人が非常に少なくなったそうです。

研究を主導したバイサー教授は、「キウイに含まれるビタミンCがこの効果をもたらしているのではないか」と分析します。

ビタミンCは体内のさまざまな酵素の働きを助け、エネルギー代謝を活発にします。また、脳内の化学物質の生成にも重要な役割を果たします。こうした働きが、今回の結果に表れたのではないかということです。

「この結果は、ビタミンCを多く含む野菜や果物を毎日食べることが健康にいいということをあらためて証明している」と教授。ビタミンCは水に溶けやすいので、一度に多量に摂取しても、体内に蓄積することができません。「継続的に」摂取することが重要なポイントなのです。

この研究のスポンサーの1つは、キウイフルーツで有名なゼスプリ社。若干陰謀も見え隠れしますが、ビタミンCが脳と身体の健康にいいのは間違いない事実のようです。お値段も手ごろな果物なので、毎日の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

※ 当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。


参考:Kiwifruit can improve mood and energy – study(2013.8.23. Otago Univ)
http://www.nzherald.co.nz/lifestyle/news/article.cfm?c_id=6&objectid=11113389