帝国データバンク福岡支店が2013年8月15日発表した「焼酎メーカー売上高ランキング」によると、芋焼酎「黒霧島」で知られる霧島酒造（宮崎県都城市）が「いいちこ」で知られる三和酒類（大分県宇佐市）を抜いて、初めて焼酎メーカーの売上高1位になった。三和酒類は03年の調査開始から9年連続で1位を続けていた。

霧島酒造の売上高は、業務用以外にも家庭用の需要が拡大したこともあって、前年比6.1％増の515億7200万円だった。これに対して三和酒類は前年比0.4％増の503億2500万円。8年ぶりの増収だったが、2位に転落した。3位は麦焼酎「いいとも」、そば焼酎「雲海」などで知られる雲海酒造（宮崎市）で、前年比2.3％増の179億4000万円だった。