またも拒否だ。CSKAモスクワが、MF本田圭佑の獲得を目指すミランからの新たなオファーを断った。今回は金銭的な理由ではなく、純粋に戦力的な理由だ。すでにリーグ戦が開幕しているCSKAは、本田を手放したくないのである。

だが、これを受け、ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は戦略変更を計画している。夏の本田獲得を諦めて、1月にフリーで獲得するという計画だ。ただし、現時点では可能性でしかない。夏のマーケットが終わるまでに、ミランはもう一度獲得を目指すと誓う声もあるからだ。

ミランとCSKAは頻繁に話し合いを再開させていた。ミランの幹部であるウンベルト・ガンディーニ氏が、CSKAのエフゲニー・ギネル会長とコンタクトを取り、取引をまとめようとしていたのだが…。

なお、ミランは別の選手の“獲得”に関して前進している。ガッリアーニ代表取締役はMFアンドレア・ポーリをできるだけ早く完全移籍させる考えのようだ。同選手の代理人であるジョヴァンニ・ブランキーニ氏が、『ミラン・チャンネル』で次のように話している。

「ミランは共同保有権の残り半分も買い取る考えだ。サンプドリアとの関係は非常に良い。ポーリも必要とされたときに周囲の期待に応えている」