仲の良い母娘を「ままも族」と呼ぶらしい
そして今、彼女らの仲良しっぷりが高まっている気がする。一緒に買い物・美容室やネイルサロンに出かける母娘が増えているみたいなんです。実は、そんな関係性にふさわしい新語がある。リクルートホールディングスが「ママも一緒に」という意味で命名した造語、「ままも族」をご存じでしょうか？
ではまず、こんな情報から。今回の調査で明らかになったのは、対象女性の72.2％が「過去1年間に買い物や食事、美容院、旅行などに母親と一緒に行ったことがある」という現実でした。なるほど。彼女らこそが、紛れもなく「ままも族」です。
そんな彼女達に向けて、第1のクエスチョン。「ままも族が母親と一緒にしたこと」（過去一年間）を、娘さん側に挙げていただきました。結果、1位「休日の買い物」（85.0％）、2位「休日の食事」（72.6％）、3位「国内旅行」（41.0％）というトップ3になった模様。また自由回答では「カラオケ」、「コンサート」、「ドライブ」という項目も挙がっています。
続いては、「休日の過ごし方」について質問。ここでは「母親と自宅で過ごす」（30.2％）が下位を大きく引き離し1位を獲得しました！ 続いて2位には「友達と出かける」（17.4％）が、3位には「母親と出かける」（12.2％）がランクイン。なるほど、母親と同居している独身女性の約4割は、休日にママと過ごしているみたいだな。
では、今度は切り口を少し変えましょうか。恋人がいる女性（135名）に絞り、「最も多い休日の過ごし方」を質問！ すると、恋人がいるにもかかわらず24.4％の方が「母と一緒に自宅で過ごす」と回答しております。恋人がいる女性も、思いのほか休日は母親と一緒に過ごしているのです。
さらに家の居心地について聞いてみると、「まあまあ居心地が良い」（53.4％）と答える方が最も多く、次いで「とても居心地がいい」（28.2％）という意見がランクイン。約8割の方が「家の居心地がいい」と感じていました。ままも族というと、母と娘で美容院・ネイルサロンに行くなど外で一緒に何かする印象が強いけども、家で母娘水入らずに過ごす「イエナカままも族」も実は多い模様。
続いては、趣向をガラッと変えましょうか。母親と同居している独身女性に、習い事や新しいことにチャレンジしたいかどうか質問を。結果、72.0％の方が「チャレンジしたい」と回答しています。自分磨きに熱心に取り組む意欲があることがうかがえました。さらに、「ままも族」とそうでない女性で比較したところ、「ままも族」の方がチャレンジ意欲が約1.6倍高いこともわかっております。
そんな彼女らは、ママとどんな挑戦をしたいと思っているのか？ 「“母親と一緒”に挑戦したい習い事」を尋ねてみると、1位「料理」、2位「エクササイズ・スポーツ」、3位「手芸」、4位「美容（アロマテラピー、ネイルなど）」、5位「パソコン」というトップ5に。なるほど、家の中でできること（料理、手芸等）が人気なようだな。
そういえば、ままも族からは「休日は母親と家で過ごすことが多い」、「家の居心地がいい」という声が多く聞かれています。それを踏まえると、「母親と何か新しいことにチャレンジするなら、家で料理・手芸など自分の内面を一緒に磨きたい」と思う女性が多いのも道理。母親と共に基本から学び直すのも、現代の新しいスタイルなのかもしれません。
しかし、なぜ？ 今さらだけど、根本的なことを聞かせてください。「“母親と一緒”だと良いこと」って、何なのでしょう？
結果、1位に「好きなことが言えて楽」（82.0％）が、2位に「金銭的援助」（47.8％）という意見がランクイン。友達、恋人相手と異なり、「気を使わず自分の意見を言える」、「金銭的な援助が受けられる」といったメリットが母親相手だとあるみたいです。なお、「金銭的援助」の具体的な金額（1回あたりの平均）についても質問を。すると「2,500円未満」（37.3％）回答が最も多く、2位には「2,500円以上〜5,000円未満」（16.0％）が、3位には「5,000円以上」（11.3％）がランクインしました。
兎にも角にも、親子仲が良いのは素晴らしいんじゃないでしょうか。「ままも族」万歳！
（寺西ジャジューカ）
