経済分析が大好きというボビー・オロゴンさん。為替の話は尽きることがありませんでした。 撮影/和田佳久

写真拡大

「おめ〜、ウザケんなよ〜!」など拙くも強気な日本語で有名な外国人タレントのボビー・オロゴンさんは、8年来の投資家だった。

 特に貿易商として活躍する父親の影響で、為替には一家言あり。現在発売中の『ザイFX! THE MOOK』でインタビューした日は、5月10日。4年ぶりに1ドル=100円を突破した日だったのだが、その席でボビーさんはある予測(願望?)をしていた。

ボビー・オロゴンさん(以下、ボビー) ヤベェよぉ、今日1ドル=101円超えてんじゃん。もう世界が変わってんじゃねーかよ。これ、ひょっとして、バブル?

----『ザイFX! THE MOOK』編集部が、ボビー・オロゴンさんにインタビューを開始した冒頭で、ボビーさんは驚きの声を上げていた。

『ザイFX! THE MOOK』編集部(以下、ザイ) もしかして、ヤラレちゃってるんですか?

ボビー そんなわけねーだろ。ボクは投資で損したことないもん。だいたい、取り返してトントンで終わるから。マイナスのときはいくらでもガマンできる。でも、上に行ってるときはガマンできないの。もうちょっと待ってればモウカったのに!っていうのばっかりです。ワハハハ。

ザイ さっき、ドル円が101円超えたのはバブル? とおっしゃってましたが、101円超えは、円安すぎと思いますか?

ボビー 米ドル円は、1ドル=100円がいいと思うんだ。あと、ユーロ円は、120円で十分じゃない? たとえばスペインに遊びに行って、130円両替したら1ユーロでしょ? それで買えるのは、ジュース1本くらいしかないじゃん。それじゃあ、日本と変わらなくなる。日本より高いのはちょっと違う感じがするんだよなあ。

ザイ その根拠は?

ボビー イギリスもまだリセッション、スペインはもっと大変。イタリアもだし、フランスもそう。いま、ヨーロッパは15歳から24歳の64%が無職なんですよ。ということは、カウチカラ(購買力)が薄まってる。でも、ヨーロッパの経済は小さくないはずなんだ。だから、円安になってるけど、まだまだ油断してはいけない…。

-----貿易商の父を持ち、小さいころからオフィスに連れて行かれて世界の経済について、間近でレクチャーを受けていたボビーさん。さらにナイジェリア国立大学経済学部卒の履歴はダテではない。

 『ザイFX!THE MOOK』では、ボビー・オロゴンさんのもっと詳しい為替予測や投資に関する考え方、日本に対する思い、通貨分散や故郷・ナイジェリアの株投資にまつわるトホホなエピソードまで、あますところなく収録しています。ぜひ書店で手にとってみてください!

★『ザイFX!THE MOOK 世界一やさしいFX超入門!』
 ●アマゾン(送料無料)はこちら!
 ●楽天ブックス(送料無料)はこちら!