ソチ五輪で引退する意向を示した浅田真央(22、中京大)を巡って早くも争奪戦が繰り広げられている。始まりは4月13日に開催された世界国別対抗戦後の記者会見だった。
 「浅田は記者のインタビューに対し、『ソチ(冬季五輪)で最後にしようと今は考えている』と宣言。大手芸能プロや広告代理店、テレビ局は蜂の巣をつついたような騒ぎになったのです」(芸能プロ幹部)

 浅田の電撃引退発言に落胆する日本フィギュアスケート関係者を尻目に、芸能界が大騒ぎするのも無理からぬことなのだ。引退後、タレントに転身した場合、この先10年間で約100億円以上を稼ぎだすといわれているからだ。
 「現在、彼女のCM出演数は計10本。春から夏にかけてあと5本は増える。しかも、出演料はハンパではない。1本、最低8000万円以上から。1億円以上のギャラを支払っているスポンサーも実はある。契約金だって10億円支払っても惜しくない」(大手広告代理店関係者)

 タレントとしての可能性も無限大。芸能人の人気バロメーターである潜在視聴率(単体で稼ぎ出す視聴率)は、なんと12.6%もあるというから驚異的。
 「視聴率を調査するビデオリサーチ社が年2回実施する“テレビタレントイメージ調査”の女性部門でも、1位は綾瀬はるか(12.8%)、2位が浅田、そして3位が天海祐希(12%)だった。浅田がいかに視聴率と人気を持っているかがわかる」(キー局編成マン)

 実は、引退後の浅田を狙っているのは芸能界だけではない。フジテレビテレビ朝日が女子アナとしてオファーを出しているという。
 「両局は必死ですよ。テレ朝もフジもフィギュア連盟と関係が深い。また、当の浅田自身がアナウンサー業に興味を持っているそうですからね。現在、大学は休学中。ソチ五輪は来年2月には終了する。つまり、'14年4月1日の入局は可能なんです。局員になってくれれば、それだけでイメージはアップする。CM契約しているスポンサーにもメリットはある。特に“デステレビ”と揶揄されるフジは真央ちゃん人気にあやかりたい。ちなみに、テレ朝と視聴率で争っている日本テレビは看板番組『24時間テレビ』の名物コーナー“24時間マラソン”のランナーとして出演交渉を始めた模様」(制作会社幹部)

 浅田アナは実現するか。