壇蜜が語る「壇蜜とテレビの不可思議なカンケー」
地上波テレビから規制で年々、エロが締め出される一方で、“エッチなお姉さん”としてテレビにも引っ張りだこな壇蜜。この現象を彼女はどのように考えているのだろうか?
■「大人だけが楽しめる番組でひと肌脱ぎたい」
―壇蜜さんは“エッチなお姉さん”として昨年からテレビでも引っ張りだこ状態です。こうした現状をどのようにお考えですか。
壇蜜 ボブ・サップさんと大して変わらないと思いますよ(笑)。物珍しさというか、外タレさんによくある、バッとはやって、またフワッといなくなるパターンだと思います。フフフ。
―テレビでは年々エロ規制が厳格化され、どんどんエロが締め出されているのに、その一方で壇蜜さんはテレビからも求められる。こんな不可思議な現象がなぜ、起きているのでしょうか。
壇蜜 私に関しては、逆に規制が追い風になっている気もしています。人間、ダメって言われるとやりたくなるじゃないですか。でも私はいつ首を切られても怖くないし、腹をくくってもいるので、規制なんて関係ないというか。たぶん、失うものが何もない状況っていうのが、見ている方にも伝わっているんじゃないでしょうか。
―常に攻めてますもんね。
壇蜜 普通、将来のことを考えたらカメラの前でパンツを投げたりとか、ゴールデンタイムにノーパンかどうか聞かれて「ノーパンです」なんて答えられませんよ(笑)。
―確かに。でも壇蜜さんは今後もそうしたストロングスタイルを貫いていかれるんですよね?
壇蜜 このままこれを続けてたらもたないし、いずれ失踪してしまうと思います。で、数年後に(千葉の)稲毛(いなげ)海岸あたりで発見されるとか(笑)。
―でも現状、「タレント・壇蜜」はテレビと非常に相性がよいのではないかと思いますが。
壇蜜 いや、よくはないんじゃないですか? だって私が出るとお茶の間が凍りつくらしいじゃないですか(笑)。むしろ相性、激悪では。でも、だからこそ面白いんだと思います。「こんなのをテレビに映していいの?」っていう部分が。だけど本来は時々、コーナーにちょっとだけ出るとか、VTRに少しだけ出るとか……基本的に画面から見切れてるくらいがちょうどいい。それがテレビにおける「壇蜜の正しい使い方」だと思います。
―ちなみに「正しくない使い方」とは?
壇蜜 壇蜜の素顔を明かそうとか、プライベートを詮索しようとか、そうなってくると、途端に壇蜜という存在がつまらなくなってしまうような気がして。そういうのは少し苦手ですね。
―今後、テレビにおける壇蜜さんの展望みたいなものは?
壇蜜 置かれた場所で咲きたいと思っているので、自分から何か、というのはあまりないですけど、最近、『ウィークエンダー』とか『ギルガメッシュないと』みたいな、エッチ番組リバイバルの動きがあるじゃないですか。昔みたいに大人だけが楽しめる番組が増えることはものすごく好意的にとらえています。その「お手伝い」になるなら私、積極的にひと肌脱ぎたいと思ってます。
●壇蜜(だんみつ)
1980年12月3日生まれ、秋田県出身。身長158cm B85 W60 H89。「週刊プレイボーイ」にて『壇蜜のえろばかっ。』を好評連載中。また、最新情報は壇蜜オフィシャルサイト【http://www.danmitsu.net/】を随時チェック