寝てるだけじゃもったいない!

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婚活や娠活など、密かにブームになっている「○活」。その中のひとつに、朝活というのがある。朝の時間を有効利用して、勉強や運動など、自分のやりたいことをやるというもの。早起きして読書をしてみたり、ジョギングをしてみたりなど、忙しいサラリーマンなどを中心にその活動は密かに広まりつつあるらしい。

この朝活、実際にやってみようとすると、三日坊主になってしまったり、なかなか難しい。そんな中、とある朝活の推進者が、朝活生活をサポートする手帳「朝活手帳」を提案していることを知った。文庫本よりも少し大きめのサイズで、水色の表紙がさわやかな朝を連想させるこの手帳の仕組みについて、手帳の作者である池田千恵さんに聞いてみた。

まずこの手帳のもっとも大きな特徴が「朝活ポイント」というもの。朝の30分=1ポイントとし、その時間に起きることができたらポイントが貯まるという仕組みである。例えば朝5時半に起きて、8時半まで読書をしたとする。そうすると、 合計180分、6ポイントが貯まる。手帳には「本日の獲得ポイント」を記入できる欄と、貯まったポイントをグラフにできる欄が設けられており、自身の朝活状況をリアルタイムかつ適格に把握することが可能となっている。

ヨドバシカメラ顔負けのポイントシステムにより、「この1週間でトータル何ポイント獲得できたかなど、達成度がすぐにわかるので、努力の軌跡が見えやすく、早起きのモチベーションアップに役立ちます」とのこと。また、「1週間で20ポイント貯められたら、週末に映画を観に行く」というように、「ポイントをご褒美にする」といった工夫もできる。このようなご褒美をつくることで、早起きをするモチベーションを維持することができると池田さんは考えている。

ちなみに、早起きを試みてよくある挫折として、「とりあえず起きてはみたものの、眠気に負けて布団から出られない」というものがある。こういった事態に、朝活手帳はどういう風に役立つのだろうか?

これについては、「前の日に、起きる時間、朝すべきことを具体的に手帳に書いておくことが有効です」とのこと。頭の中でぼんやり「明日起きられたらいいな」と思うだけでなく、手帳に書くという作業を行うと、良い意味でのプレッシャーとなり、早起きしやすくなるそうだ。

資格の勉強をしたり英会話をやってみたりなど、「自分磨き」的なイメージのある朝活だが、池田さんは「別に、朝活で立派なことをする必要はない」と考えているそうだ。例えば、早起きして夜に録画したドラマを観てもいいし、コーヒーを飲んでダラダラ過ごしてもよい。大事なのは、早起き=辛い、というイメージを持たず、無理なく生活習慣を朝方にすることで、「早起きは、365日いつでもチャレンジすることができます。何度挑戦しても早起きできないと悲観するのではなく、何度だって挑戦できる、と考えてもらうとよいかと思います」とのこと。

筆者も朝活手帳を活用して、寝る前に読んでいる古谷実の漫画を、朝起きてから読んでみることにしてみたい。
(エクソシスト太郎)

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■ 朝活手帳