「明治ブルガリアヨーグルト レシピひろがるプレーン」は、まな板の上で切っても崩れない! 

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知人のブルガリア人と食料品を買いに出かけたことがある。彼はスーパーの棚に陳列されたヨーグルトを色々と手に取り比べながら、待ちくたびれるほど長い時間、品定めしていた。「ブルガリア=ヨーグルト」というイメージはあったものの、実際に知人の熱心さを目の当たりにすると「本当だったんだ!」と感心してしまった。

そもそも世界でヨーグルトが国民食のようになっている国はもちろんブルガリアだけではない。例えばインドではラッシー(ヨーグルトにミルクを混ぜて好みにより砂糖や果物を加えた飲み物)にヨーグルトが使われているし、中東ではヨーグルトが食事の付合わせで出てくる。知人のシリア人は糖分が入っていないプレーンのヨーグルトにオリーブオイルをかけて食べていた。トルコでは「アイラン」という塩味の飲むヨーグルトが至る所で売られていた。フランスでもヨーグルトは朝食の定番メニューだ。

その中でもなぜブルガリアがヨーグルトで有名になったのだろうか? 「明治ブルガリアヨーグルト」で有名な食品会社「明治」によれば、きっかけの1つは「免疫食細胞説」で1908年にノーベル賞を受賞したロシア人のメチニコフ博士だという。彼が長寿で知られたブルガリア南部の山岳地帯スモーリャン地方でヨーグルトがよく食べられていると発表したことで、同国がヨーグルトの国として知られることになった。ちなみにブルガリアでは、放牧の開始日である5月6日の「聖ゲオルギの日」を「ヨーグルトを作る日」としており、家畜の健康と豊穣を祈るという。

同国のヨーグルトの使われ方は多岐に渡る。山岳地帯では今でも各家庭でヨーグルトを作るそうで、応用料理としてもヨーグルトベースの冷製スープ・タラトルや、ヨーグルトソースを添えたキュフテと呼ばれるミートボールなど様々ある。1日3食、色々な場面でヨーグルトを摂取することになるため健康にも良い。

じつは日本でもヨーグルトを料理に使うことが最近流行り始めている。そんな中「明治」も、そのままでも食べられて料理にも使いやすい「明治ブルガリアヨーグルト レシピひろがるプレーン」という商品を4月1日に関東甲信越地区(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・長野県・新潟県)で発売するそうだ。濃厚なコクの中に爽やかな酸味を含んだしっかりした固さが特徴で、食のイマジネーションを広げてくれる。

さらに同商品は形が崩れにくいので、例えばトマトとモッツァレラにバジルとオリーブオイルをかけたサラダの、モッツァレラの代わりに同ヨーグルトを用いることも可能だ。チーズの代わりにヨーグルトなんてと思うけれど、同商品はクリームチーズのような食感を持ち合わせているし、試してみると結構いける(前述のシリアの知人もヨーグルトにオリーブオイルをかけていた!)。

ヨーグルト料理のレパートリーに困ったら『明治ブルガリアヨーグルトレシピBOOK』なんて本もあるそうで、これも参考にしてみると良いみたい。脂肪分が少なくカロリー控えめのヨーグルトを効果的に食習慣に取り入れて、ブルガリア的健康生活を送ってみよう。
(加藤亨延)

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