自然エネルギー、普及させてます。(ちなみに写真はエネドルとは無関係です)

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AKB48やももいろクローバーZなど、従来のアイドル像とは異なる次世代のアイドルが続々と登場しており、時はまさにアイドル群雄割拠の時代といえる。

そんな中、「自然エネルギー普及アイドル」という、ある意味マニアック、そしてある意味グローバルなアイドルがいるのをご存知だろうか。代表的な存在が、永峯恵、上田マリノ、殊野真緒の3人からなるユニット「エネドル」である。

エネドルをはじめとする自然エネルギー普及アイドルは、普段どんな活動をしているのだろうか? エネドルのリーダー的存在である上田マリノ氏に、その知られざる日常を聞いてみた。

上田氏によると、「エネドルの目的は、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーや、様々な省エネ・新エネを広めることにより、一人一人が楽しくエネルギーを創れる、ということを幅広い世代に実感してもらうことにあります」とのこと。

例えばエネドルのメンバーである永峯恵氏は「エネルギー民謡」の歌い手。「永峯さんは福島県の出身で、会津磐梯山という、民謡界では超有名な曲の歌詞をアレンジし、色々なイベントで披露をしています」とのこと。

「エンヤ〜みんなで発電すれば楽しいエネライフ〜」ではじまるその民謡は、その歌詞もさることながら、曲のアレンジも「ぱっと聞いた感じだと、民謡と分からないようなポップなアレンジ」がされているとのことであり、まさに次世代アイドルの実力を垣間みた瞬間である。

そんな風に歌って踊ったりする一方で、彼女達の活動は従来のアイドルの枠にとどまらない。「資源エネルギー庁で意見交換をしたり、エネルギーに関連する企画のプロデュースをしたりもします」とのことで、エネルギーに関する本の出版をする計画もあるそうだ。時には「普通にボランティア活動に参加することもある」らしく、その活動はかなり幅広いようだ。

エネドルのもう一人のメンバーである殊野真緒氏は、3人の中でもっとも新しいメンバーなのだが、普段はレースクイーンやモデルとして活動する一方、「省エネエキスパート検定」「eco検定」など様々な資格を取得し、先輩を凌駕する勢いで知識を吸収しているらしい。殊野氏によると「環境に詳しくはなかったんですが、身近な家庭での省エネについて調べていたらハマった」らしく、現在は省エネオタクとして一人黙々と知識をたくわえているのだという。

ちなみに、上田氏が最近興味を持っているのが「エネルギーパーク巡り」。エネルギーパークとは、南紀白浜に位置する一部マニア層に人気を誇るテーマパーク、ではなく(それはエネルギーランド)、自然エネルギー発電などの環境技術が試験的に導入されている地域のこと。

最近ふらっと訪れたのは、群馬県にある吉岡エネルギーパークだそうで、「太陽光、風力、水力の発電を一度に堪能できるところが良かった」とのこと。一方で、最近一番気になっている自然エネルギーは「バイオマス発電」とのことで、「ゴミからエネルギーを生み出すというところに夢を感じる」のだそうだ。

既成概念にとらわれないエネドルの活動、今後も注目していきたい。
(エクソシスト太郎)

関連リンク
■ 上田マリノオフィシャルページ
■ 永峯恵オフィシャルページ
■ 殊野真緒 オフィシャルページ