特徴的なまゆげも愛らしい、お茶育ゆるキャラ“こいまろ君”。ちなみに、まだ出たことはないそうだが、いつか「ゆるキャラ選手権」にも出てほしい!

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数えきれないほど全国各地に存在する“ゆるキャラ”。そんななか、日本初のお茶育ゆるキャラとして活動をはじめるのが、(株)宇治田原製茶場の看板商品『こいまろ茶』のイメージキャラクターである“こいまろ君”。

なんでも、子どもたちのために“こいまろ君”が美味しい宇治茶を入れに行くイベントを開催するそう。そして、彼の訪問を希望する幼稚園や小学校からの応募を募っているとか。

それにしても“こいまろ君”って、そもそもどんなゆるキャラ!? ということで、さっそく問い合せたところ、(株)宇治田原製茶場の向井孝和さんが答えてくださった。

――“こいまろ君”の誕生はいつ? 一体どんな子なのでしょう?
「2002年5月14日生まれの牡羊座。宇治田原町の茶畑から、ひょっこり生まれた男の子です。性格はおっとりで、おっちょこちょいの面もあるけれど、根はのんびりやさん。いつも茶畑にいるらしいですが、どこに住んでいるかなどは誰も知らない、謎のキャラクターでもあります」

さらに「昔の遊びにも詳しく、好奇心は非常に強いです。何でも知りたがり、聞きたがり、聞いたことはすぐに人に喋りたがる性格。言葉尻に「チャッチャ」と付ける口癖もあるんです」とのこと。口癖まであったとは、思っていた以上に、ゆるキャラ度満載のよう!

そして、よく似合っている着物は、平安貴族の子どもの装束をすべて“お茶色”でコーディネートしているのがポイントだとか。それに「お茶と和菓子、おせんべえが大好き」というところも、さすが。

ところで、驚いたのは“こいまろ君”グッズの数。急須や湯のみはもちろんのこと、コースター、手鏡、ぬいぐるみ、クッション、シール、バッグ、タオルなどなど、これまで様々な種類のグッズが登場。主に(株)宇治田原製茶場のお茶を買ってくれた方々への販促グッズとして配っているのだそう。

――お客さまからの反響も大きいのでは?
「『かわいい!』『癒される!!』『うちにも欲しい』といったメッセージが届いたり、お年寄りから子どもまで幅広い方々が“こいまろ君”のイラストを描いてわざわざ送ってくださったりしています」

――なかなかの人気ぶりだ。そんな“こいまろ君”がお茶育してくれるなら、きっと子どもたちも喜ぶはずだけれど、実際にイベントではどんなことをしてくれるのだろうか。
「まず、『お茶の歴史』の流れを説明し、お茶に興味を持っていただけるような『お茶にまつわる、ちょっとイイ話』をします。そして、“こいまろ君”が子どもたちの前で、宇治茶を急須からお茶碗に注いでいき、みなさんにお茶を体験していただきます。美味しくお茶を飲んでもらえると、“こいまろ君”も体を振って大喜びしますよ!」

ペットボトル入りのお茶などが普及し、急須から注ぐお茶の美味しさを知らない子どもが増えている昨今。“こいまろ君”によるお茶育イベントは、そんな子どもたちにとって良い機会になりそう。子どもたちにお茶育体験をさせてあげたい!という幼稚園、小学校を大募集しているそうなので、興味のある方々はぜひチェックを!(田辺 香)

【募集概要】“こいまろ君”によるお茶育イベント
日本初のお茶育ゆるキャラ「こいまろ君」が、全国の幼稚園や小学校(5団体)に訪問し、美味しい宇治茶を淹れに行きます。急須で淹れた宇治茶を体験してもらう他、「こいまろ君」によるお茶の歴史の話などを実施。

募集対象:幼稚園、小学校
開催予定時期:5月 新茶のシーズン

募集要項:以下の項目を明記の上、ハガキ・封書もしくはEメールにてご応募ください。
◆意気込み・メッセージ(文字数制限なし)
◆住所、施設名、代表者の氏名、電話番号(ご連絡先)
◆ハガキの場合
〒610-0281京都府綴喜郡宇治田原町郷之口
宇治田原製茶場「ゆるキャラお茶育」係
◆Eメールの場合
アドレス:ujicha@chanoma.co.jp(全て半角英数字)
◆応募締切4月22日(月)当日消印有効