できたてスナック+あんかけトッピング(350円)。

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最近は、お菓子メーカーが展開するアンテナショップが増えている。3月18日、横浜中華街におやつカンパニーの主力製品「ベビースターラーメン」をテーマにした「ベビースターランド」がオープン。話題を集めている。

ベビースターラーメンができあがっていく様子をガラス越しに眺めたり、出来立てを食べたりできるという同スポット。さっそく私も、そのコンセプト「見て・食べて・楽しい」を体験してみることに。

オープン初日。平日にも関わらず、ひっきりなしに客が列を作っていた。子連れファミリー、若者カップル、スーツ姿のサラリーマンなど、客層はさまざま。発売から半世紀以上たっているロングセラー商品とあって、ファン層の広さはさすが。

列に並んでいる間は、目の前でベビースターを作っている様子が見えるので、飽きずに待てるのも嬉しい。ちなみにベビースターのレシピは意外にシンプル。製麺し、麺を蒸し、味付け。それをきつね色になるまで揚げ、食べやすい大きさにカットすれば完成だ。もちろん、味の決め手となる味付けは企業秘密とのこと。

シンプルに出来立てを食べるのもよいが、ソースや具材のトッピングなどでアレンジを加え、オリジナルの味が作れるのもベビースターランドならではのお楽しみだ。トッピングには、マヨネーズ、ケチャップ、コーン、チーズなどが用意されている。
「すでにベビースターファンの方も、そうでない方もお楽しみいただけるよう、あらゆる具材やソースを試したなかで、企画担当者を中心にトッピングする具材・ソースを決めました」
と教えてくれたのは同社の広報担当者。

まずは、マヨネーズとコーンのトッピングにトライ。出来立てならではのパリパリした食感が楽しく、コーンの甘みもいいアクセントになって、ペロリと完食してしまった。続いては、あんかけトッピング。ほんのり温かいベビースターラーメンと中華のあんの組み合わせは最強。五目あんかけかた焼きそば風で、軽食感覚で食べられた。

ところでおやつカンパニーといえば、本社は三重県。なぜ、横浜中華街に?
「横浜中華街の世界観とベビースターラーメンの世界観が近かったからです」
とはいえ、同社にとって常設のショップ展開は初めて。そこで今回は、横浜中華街のテーマパーク「横浜大世界」などを手がける株式会社オーヴァルとタイアップ。「横浜博覧館」の2階にショップをオープンさせたという。
「工場のような大型の専用設備ではないため、生地の状態やフライ温度などが異なり、 おなじみのベビースターラーメンの味に近づけることに一番苦労しました」

今後、お湯をかけて食べるヌードルタイプも登場予定。麺がひとくちサイズにカットされていて、スープと麺をスプーンで食べる新しいスタイルで、キャラクターのベイちゃんなると入りというから、こちらも楽しみにしたい。

物販コーナーも充実しており、おやつカンパニーの人気商品、キャラクターの刻印が入った「ベビーちゃんカステラ」などの限定商品、タンブラーやクリアファイルなどのオリジナルグッズが勢ぞろい。また、ベビースターラーメンに埋もれたようなユニーク写真も撮れる「プリントシール」コーナーがあるのは、日本でもココだけだ。

私鉄5線の相互乗り入れ開始で都内からもよりアクセスしやすくなった横浜中華街。ますます多くの人が訪れそうな新スポットの誕生だ。
(古屋江美子)

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