「岩塩チェアー」(スリーピングハウス)。

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「健康か」と聞かれると「微妙だな」という年齢になった今日この頃。若いときより体力が落ち、病気になりやすくなった。そこで、やっぱり日ごろの健康管理が大事というわけで、健康アイテムが一堂に会したイベントに行ってみた。

同イベントは「健康博覧会」(主催・健康産業新聞、3月13〜15日、東京ビックサイト)と言い、「健康食品」「サプリメント」「フィットネス」「スポーツ」「化粧品」「美容商材」「健康機器」の7つのカテゴリーに分かれて、各企業が出展した。健康関連産業ってかなり裾野が広いのだなぁと実感した。

さて、最初に目に飛び込んできたのは、「バラの香り」を謳った何ともロマンティックなサプリメント。プラセンタ(胎盤)を何とバラの胎座からとって作り出されたもので「薔薇プラセンタエキス」(銀座・トマト)として商品化。バラのプラセンタにはすべてダマスクローズを使用。バラの香りが好きな方にお勧めの健康、美容剤ということだ。バラは観賞するだけのものとばかり思っており、それが健康にいいとは知らなかった。ヒト角質形成細胞の増殖、コラーゲン合成促進、そして抗酸化力などの効果があるという。

つぎに、何やらゴツゴツとした岩のような物体がある。これは何かと思えば、「岩塩」である。ヒマラヤ岩塩を使用した天然塩で、食用としてだけでなく、入浴剤やマイナスイオンを発生させるインテリアとしても使える素材だとか。「岩塩ランプ」「クイックカップ」「マッサージバー」まで、さらには「岩塩チェアー」(スリーピングハウス)まである。これは一度寝てみたい。どんな寝心地なのだろうか。

あと最近、血行が悪くなった気がする。そこで暖房器具や入浴などで体を暖めたりしているのだが、そんなニーズに応えるのが「足癒(あしゆ)」と呼ばれる製品でお湯の代わりにセラミックボールを箱の中に入れ、電気で暖める。これなら靴下を脱がずにそのまま足を入れられるので便利。ほかに、ケイ素から発生する水晶波長をビニールに閉じ込め、レンジで暖めて肩に載せると、冷え性などに効果があるという製品「クリスタルキュア」もあった。

古来より「酒は百薬の長」という。そう、忘れてならないのが酒の健康効果。「健麗酒」とのネーミングの酒が会場にあった。焼酎ベースの健康酒で、健康に役立つと言われる「冬虫夏草」などを配合した「金霧島」(霧島酒造)は、マイルドな口当たりコクがあり、美味しく飲んで健康に益するとか。お酒が好きな人は是非お勧めだ。

さらに、不足しがちな野菜を簡単に美味しくいただける簡単スープメーカー「スープリーズ」(ゼンケン)にも足が止まった。野菜スープ、ジュースってつくるのに結構面倒くさくてあまり美味しくなさそうだが、この製品は野菜と水を入れるだけでオッケー。あとは機械がすべてやってくれる。できあがったスープを一口いただくと「おー、これはなかなか、甘みがあって美味しい」という感想。一台欲しくなった。

ほかにもたくさん過ぎるくらい展示品はあったが、ここでは紹介しきれないので興味のある方は来年のイベントに行ってみてはどうか。健康になれるかも!?
(羽石竜示)