今、通話中です。ジェスチャーじゃなく、本当になんです!

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以前、どこかの番組で観たのだが、いわゆる“手タレ”は大変らしい。予想以上に、ケアに気を配っている。
まず包丁を扱うと手にキズができてしまうから、料理はできるだけ避けなきゃいけない。あと、指輪やブレスレットを身に着けることはできない。そして、絶えず手袋をはめているそうだ。夏だって、冬だって。それは、もはや入浴以外のオールタイムと言ってもいい程の徹底ぶり。

だからこそ、手タレは何種類もの手袋を持ち合わせているとのこと。服装に合うよう、同じ長さのタイプを色違いに購入していたり。素材に関しても、色々なものを用意。レザーやメッシュなど、多くの種類を揃えているそうです。まぁ、余談ですが。

ところで今、こんな手袋があるらしいですよ。株式会社リステアの「リステアデジタル」が2月末より発売している『Hi-Call』は、言わば“通話できる手袋”。
……と言っても、よくわかりませんよね? 「通話」ということは、要するに電話代わりになるということです。では、どうやって話すのか。
「左手親指にはスピーカー、小指にはマイクが内蔵されておりますので、指で電話の形を作っていただくと会話ができるようになります」(同社・担当者)
手をジェスチャーのように受話器にする。手首には「マルチファンクションボタン」があるので、これを押して通話の開始(もしくは終了)操作をし、そのまま会話。すると、相手と本当に通じ合えているってのが、あまりにも未来じゃないですか!

ところで、なぜこんな事が可能となるのか? 手袋が、そんなまるで携帯電話みたいな……。
「Bluetoothを使い、電話と手袋を同期させます」(担当者)
スマートフォンから電波を送って、手袋を受話器代わりにしてしまうらしい。

ところで気になるのは、その使い勝手。インパクト十分の機能性に気を取られ、通常の携帯電話より劣る部分があったりしたらイヤなんですけども。話しづらかったり聞こえづらかったり……。心配し過ぎですかね?
「多くの方が心配されますが、実際使用された方のほとんどが驚かれる程に音質はクリアです」(担当者)
も一つ気になるのは“重さ”なのだけど、その辺りも心配はご無用。重量は両手合わせて約80gと、既存の手袋とほとんど変わらないという。内蔵部品の全てが最小・軽量化されており、気にならない程度の重量を成し遂げていた。

そんな『Hi-Call』に寄せられた、今までの反響について。
「ほとんどのお客様が、その発想に『すごい!』の一言です。これで電話するのはちょっと恥ずかしいとおっしゃる方もおられるようですが(笑)、皆様に愛されている商品だなぁと感じます」(担当者)

現在は、同社直営店の「RESTIRブティック」(東京ミッドタウン内)か同社サイト「RESTIR.com」で購入することができるという。価格は6,300円(税込)。

しかし、ここ最近は次第に気候も暖かくなってきている。
「『Hi-Call』は手にはめたままでもタッチパネルの操作ができる仕様となっていますので、やはり冬でのご使用をオススメしたいと思います」(担当者)
新しもの好きは、急げ!
(寺西ジャジューカ)

関連リンク
■ RESTIR.com
http://www.restir.com/