においは控えめでも美味しい&栄養面に変わり無し、だそうです。

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納豆は好き嫌いの分かれる食べ物である。“嫌い”の理由を突き詰めると、そのにおいにあることが多い。

納豆独特の不思議なこのにおい。このせいで食べられない人はもちろん、誰かが横で食べているだけでも嫌。という人も多いそうだ。むしろこのにおいが無ければ食べられるのに、という声も。

そんな嫌われものの“におい”を抑えめにして売り出された納豆が、納豆苦手な人の間でも好評だ。ミツカンさんから販売されている“金のつぶ(R) パキッ!とたれTM におわなっとう(R)”(以下、におわなっとう(R))。こちらの秘密について伺ってみた。

しかし納豆は納豆。どんな納豆でもにおいそうなものだが、本当に“におわなっとう(R)”のにおいは抑えられているのだろうか。「納豆に含まれるにおい成分のうち、特に気になるにおいの原因となるのが“低級分岐脂肪酸”。におわなっとう(R)は、この発生を抑えています」

納豆から漂う不快臭の正体。これは納豆の発酵中に納豆に含まれるアミノ酸が、酵素反応によって低級分岐脂肪酸に変化することで生まれる。におわなっとう(R)の納豆菌は、この酵素反応を抑える働きがあるそうだ。
「低級分岐脂肪酸が人間が知覚できる限界(閾値)を超えたレベルにまで抑えられており、気になるにおいがしません」
納豆中に存在する“低級分岐脂肪酸”の量が極端に少なくなる。そしてにおいが抑えられる……というわけだ。

発酵食品は身体にいい、と昔からいわれている。
一般的に納豆という存在は血液がサラサラになる。や、二日酔いを防ぐ。や、疲労回復にダイエット……などなど、様々な効果があるとされ、定期的にブームになることでも有名。においを抑えるとそんな自慢の栄養面が減ってしまう事はないのだろうか?
「低級分岐脂肪酸がほとんど無いこと以外は、栄養成分は通常の納豆と同じです」
と。こちらも安心の様子。

食べ物で無臭をうたい、かつそれに人気の集まる納豆はやっぱり不思議な存在だ。

そろそろ冬から春への季節の変わり目。体の具合を崩す人も多い頃。気候だけでなく、一人暮らしなど環境の変化、食生活の変化などで体調が崩れる人も多い。そんな時におすすめは納豆。においが苦手、という人はこんなこだわりぬいた納豆で体調を整えてみては。
(のなかなおみ)