外出先から操作できます。

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我ながら、心配症なんです。というか、自分で自分の行いを信用できない。
例えば、外出して数時間後には「鍵閉めたっけ?」、「エアコン消したっけ?」、「元栓閉めたっけ?」と、クエスチョンが止まらなくなり。記憶を辿っても、自分がやるべき事をやっていたか思い出せない。そして、自分が信用できなくなる。家にUターンし、確認をしたくてたまらなくなってくる。そして、ソワソワが凄くなる。そんなこんなで用事を済ませ、やっとこさ家に戻ると、結局は全てを完璧に済ませていた自分。何だ、そりゃ……。

このような性格の自分にとって、今回のこのアイテムは朗報です。「株式会社Cerevo」が開発中の『OTTO』(オットー)なる新商品は、いわゆる電源タップであります。
しかし、既存の物とはちょっと違う。何とこれ、スマートフォンなどで外出先から遠隔操作することができるそうなんです。

これは、朗報だな……。待ってました!
「外出先からの操作はそもそものコンセプトではなく、スマートフォンやタブレットから遠隔で操作できることを目的として開発しました。インターネット対応にすることで、3階建ての建物など広い場所でもインターネット経由で接続が可能です。また、結果的に外出先から照明の消し忘れ確認などの用途でもご利用いただけます」
原理としてはOTTO自身が有線LANと無線LANによる接続機能を搭載しており、インターネット経由でOTTOへアクセスすれば操作が可能となるわけだ。

そして、もう一つ。画像をご覧いただけますか。デザイン性も高いですよね? 存在そのものがインテリアになるような、スマートな色形。サイズを確認すると、それなりの大きさがあるように見える。コンセプト差し込み口は、どうやら8つあるらしい。結構な数だな!
これらの電源ポートは、別々に操作することができるそう。専用アプリ(無料)の画面から「ON」「OFF」を押して、遠隔操作してください。
……いや、もっと繊細な操作も可能だ。8つの内2つの差し込み口は、調光にも対応。照明器具を接続したならば、手元のスマートフォンの画面から自在に明るさを調整することだってできます。おしゃれなホテルの照明みたい!
「スマートフォンアプリを起動して、ワン・タップするだけで帰宅前に部屋の照明を付けることもできれば、消し忘れたリビングルームの照明をベッドルームからOFFすることも簡単です」(担当者)

また、機能性とともに『OTTO』の売りといえるのは、そのデザイン性だろう。テレビ、レコーダー、携帯ゲーム機、携帯電話、据え置きゲーム機、携帯ゲーム機の充電器と、あっという間に8ポートのテーブルタップが埋まってしまう、昨今のリビングルーム。そんな電源タップ事情を鑑み、MacBook proサイズのACアダプタ(4つ)と、iPhone/iPadのACアダプタ(4つ)を、全て本体内に収納できるだけの容積を備えてみせた。なのに、このスマートなデザインが成し遂げられているのだ。
「スマートフォンや携帯ゲーム機などリビングに散らかりがちなコンセント周りを美しく機能的に管理することを目的として開発しました」(担当者)
ラスベガスでの家電ショー「CES」に出展された際、デザイン性に関しても高く評価されたそうだ。個人宅だけでなく、企業の会議室などでの利用にも最適である。

そんな『OTTO』は、今夏終わり頃から秋にかけての販売が予定されている。(価格は16,000円程度を想定)

しかし、魅力的な新技術である。実は多いと思われる、私みたいなタイプの人には嬉しいアイテムのはず。
遂に「未来が訪れた」という心境であります。
(寺西ジャジューカ)

■ 「株式会社Cerevo」ホームページ