大人だって遊びたい!
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3月30日まで発売されているディズニーランドの「45PLUSパスポート」。過去に年齢で決められた割引を思い出してみると昭和58年に発売され現在は廃止された「JRのナイスミディパス」は30歳以上から割引だった。今のJR割引「おとなの休日倶楽部」は65歳以上と年齢設定がまちまち。今回割引年齢を45歳に設定した理由を関係者にきいてみた。
答えてくれたのは、オリエンタルランドの広報の方。

――なぜ45歳から割引なんでしょうか?
「子育てが一段落した年齢が45歳。ご夫婦でもお友達同士でも、ファミリーでもお使いいただける設定です。2007年からこのサービスはあったが名称が変わりました」
とのこと。なるほど、45歳というのは子供がある程度、大きくなったとみなされる年齢なのですね。女性の場合、結婚の平均年齢は28.8歳(2010年調べ)。そこから考えると子供が中学生になったら子育ても一段落というのが世間の共通意見のようです。

ところで、お年寄りの割引もはじめたディズニーランド。最近、割引が目につくな……と思って入場料を調べてみたら、なんと! 4年に一度の割合で300円〜400円ずつ入場料を値上げしていました。ディズニー開園時の1983年には入場料は3,900円でしたが、現在では徐々に高くなり6,200円に。なんと30年の間に約1.6倍になっているのです。まったく気がつきませんでした。

ちなみに比較のためにハガキの値段を調べてみると1983年当時は40円でしたが現在は50円。わかりにくいのでタクシー料金で見てみると、1983年当時は東京で初乗りが630円、現在は710円で1.12倍。それほど値上げ率は高くにないように思えます。

だがしかし、収入で見てみると1985年には1世帯あたり平均所得金額500万円以下だった収入が、2010年には549万円と1.12倍にしかなっておらず、とてもディズニーランドの値上げ率には追いついていません。それなら割引が増えてもおかしくないですね。

需要があるものは、値上げされる。それは資本主義の原理です。人気があり毎日たくさんのお客さんが来るのですから、値上げも仕方がないのかもしれません。
「昨年、開園以来の最高益になった」というディズニーランドですが「45PLUSパスポート」で、今年も記録更新となるのでしょうか!?
(カシハラ@姐御)