ドラキュラ属の1種(写真提供 Henry Oakeley)

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ランの花を眺めているはずが、猿の顔に見えてくる――通称「モンキー・オーキッド」と呼ばれる「ドラキュラ属シミア」など、ユニークなランが「世界らん展日本大賞2013」に勢ぞろいする。東京ドームで2013年2月16日〜24日までの9日間ひらかれるイベントで、前回は世界21か国・地域が参加し、観客動員数は約18万人以上を記録した。世界らん展日本大賞実行委員会が主催する。

「フラガール」によるパフォーマンスも

23回目となる今回は「都会の真中の楽園」をテーマに、東京ドーム中をランで埋め尽くし、約3000種、約10万株(洋ラン・東洋ラン・日本のラン)の展示が予定されている。猿の顔のように見えるランが登場する展示「モンキー・オーキッド 〜楽園の小さな住人〜」には、「ドラキュラ属シミア」を中心に約20種・300株ほどがあつまる。南米アンデス山脈に隣接する中米の雲霧林に自生する種で、国内の栽培が少ないため、これだけの数が一か所に集まるのは日本初という。

ほかにも、華道家・假屋崎省吾さんによる展示「假屋崎省吾の『都会の真中の楽園』」や、スパリゾートハワイアンズ(福島・いわき市)の「フラガール」によるパフォーマンス、フラワーアーティストのデモンストレーションも予定されている。国内外の生産者による販売ブースが出店し、公式グッズなどの販売もある。

入場料は、前売り券は1800円。当日券2000円、学生券1200 円(中・高・大)、小学生以下無料(保護者同伴)。当日15時から購入できるイブニング券1500円もある。