青森ねぶた制作者ら、ランタン祭り参加で新竹県訪問

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(台北 8日 中央社)日本の重要無形文化財「青森ねぶた」が、来年2013年の台湾ランタンフェスティバルにイベント参加することに決まり、7日午後、青森観光コンベンション協会および青森ねぶた運行団体協議会の代表、それに制作者らが新竹県政府を訪問、ねぶたの規格や練り歩く路線などについて話し合った。

今回の訪問で、制作者の北村蓮明さんはねぶたの絵柄について、水の神・竜神は風を吹かせ雨を降らせる神通力をもって仏法の守護者として座し、人々はこれに感謝の心で世界平和を祈るのだと説明した。これに対して、新竹県長はヘビ信仰とも通じる竜神はヘビ年の2013年にふさわしいと語った。

来年の台湾ランタンフェスティバルは新竹県が開催地で、5月に同県が青森ねぶたの派遣を要請、8月初めに決定したもの。フェスティバルは台湾高速鉄道の新竹駅に近い4つのエリアを会場とし、2月24日から3月10日まで行われる。

この催しでは、台湾初のサイエンスパークと同県出身者で台湾を代表する漫画家の劉興欽さんにちなんで「漫画とアニメ」「テクノロジー」「カルチャー」をテーマに、今年の延べ1170万人を上回る、見物客数の記録更新をめざす。