跳馬を終え、笑顔を見せる日本の内村航平=1日、ノースグリニッジ・アリーナ(ロイター)

写真拡大

 30日の体操・男子団体総合では銀メダルに終わった日本の内村航平が個人総合に登場。この日は最初の種目となったあん馬から安定した実力を見せて、世界選手権・3連覇に相応しい演技で堂々の金メダルを獲得し、今大会での男子金メダリストの第1号となった。

 また競泳・男子平泳ぎ100mでは金メダルを逃した北島康介が、平泳ぎ200m決勝に出場した。五輪3連覇を目指した北島だったが結果は4位。100m・200mどちらもメダルを逃す形となったが、同競技に出場した立石諒は北島を上回る3位となり、日本に銅メダルをもたらした。さらに女子200mバタフライでも星奈津美も銅メダル、これで競泳陣は合計7個のメダル獲得となった。

 柔道では男子90kg級に西山将士、女子70kg級に田知本遥が出場。両者共に五輪初出場となり、西山は準々決勝で敗れたものの敗者復活から3位決定戦で勝利し、銅メダルを獲得。一方の田知本も準々決勝で敗れて敗者復活戦に回ったが、準々決勝で左肘を負傷するアクシデントに見舞われ、メダルには手が届かなかった。

 卓球・女子シングルスの3位決定戦でメダルを目指した石川佳純は、シンガポールのフェン・ティアンウェイに0−4で敗戦。メダル獲得はならなかったが、同競技の男女を通じて初のベスト4進出という結果を残した。また男子サッカーはグループリーグ最終戦でホンジュラスに0-0で引き分け、グループリーグを1位で突破し、決勝トーナメントの初戦=準々決勝ではエジプト対戦する。