ロンドン五輪柔道男子66キロ級準々決勝の海老沼匡−チョ・ジュンホ(韓国)戦で旗判定が覆ったことについて、韓国メディアからは「日本に対するえこひいきが見られた」と痛烈に批判する報道が相次いだ。中国メディアの21CNが報じた。

 韓国メディアは「チョ・ジュンホ選手をめぐる理解不能な判定やり直し 日本に原因か?」という記事を掲載、「チョ選手の対戦相手は柔道宗主国から来た海老沼選手であり、目に見えない圧力の下で審判団は判定を覆した」と批判した。

 審判の判定は誰も侵害すべきものではなく、もしも抗議があるならば、録画を確認して再判定するように要求できる。もしも録画によって間違いが認められれば、判定は変えられるのだ。

 しかし韓国メディアは「判定結果がここまで覆るのはいまだかつてないこと。ここから分かるのは柔道の祖国日本による想像しがたい力が働いたということだろう」と報じたほか、全世界はわが韓国の勝利を支持しているはずだと報じた。

 さらに韓国柔道協会の関係者によると「録画技術の導入によって、有効かどうかの判定が変えられることはある。しかしすでに勝負の決着がついてから判定が覆るということはこれまで聞いたこともない。実にでたらめで信じがたいことだ」とコメントしている。(編集担当:及川源十郎)

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