■2012ロンドン五輪グループリーグ 日本×カナダ キリシ・ヘイッキネン審判団評

ドイツW杯でも日本の試合を担当したヘイッキネン主審。

1分、裏から押された阪口へのファウルをしっかりとる。2分のスライディングタックルはボールにプレーできているためノーファウル。6分の競り合い時の、オフェンスのファウルの見極めも的確だ。

迎えた13分。
PA内で浮いたボールに反応した阪口が後ろから押されるが、程度が強くないということ、手があからさまにでていなかったためノーファウルという判定を下す(63分のチャージも同様にノーファウル)。

21分には熊谷の足にスライディングタックルをしたセッセルマンに厳しく注意を与えるが、足の裏をみせており、警告を出すべきだった。また、30分の澤へのファウルも微妙で、50分の大儀見のシュートもオフサイドにみえる。


ヘイッキネン主審は、フィジカルが課題に思えたが、争点への距離感は悪くない。ただ、いくつか微妙な判定があったのも事実。それでも、選手たちは、それを受け入れ、そのなかでベストを尽くす。ドイツW杯でも話題になったが、女子のフットボールに対する姿勢こそ、FIFAやUEFAが求めているものに思える。

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