10日、Kスタ宮城では、プロ野球公式戦=埼玉西武ライオンズ×東北楽天ゴールデンイーグルスの一戦が行われた。

試合は、3回までに6点を積み上げた楽天が4回まで6-2と大量リードをするも、この辺りからいつノーゲームになってもおかしくほどに雨脚が強まった。すると、一刻も早く試合成立となる5回表までゲームを進めたい楽天は、4回裏に聖澤諒が振り逃げにも関わらず早々にベンチに引き揚げる。さらに、高須洋介がヒットで出塁をするも、怠慢な走塁でタッチアウトに。にもかかわらず、ベンチでハイタッチを受ける。続く松井稼頭央は2ストライクから明らかに無気力なスイングで自ら三振し、チェンジとなった。

勝利のためとはいえ、悪天候の中、球場に足を運んでくれたファンの前で、自らアウトになり回を進めた楽天。これにはネットの掲示板や、該当するプレーを編集して公開したYouTubeのコメント欄でも「せめてフルスイングぐらいして三振しろよw」「無気力野球」「露骨すぎ」「ヒット打っといて牽制死とは」「やるにしてももうちょっと上手くやれよww露骨すぎるw」「これは後で痛い目にあう」「大雨の中観ていたファンのこと考えてますか」「松井始球式かよww」といった怒りや呆れた声が噴出した。

結局試合は、天候が徐々に回復し9回まで行われ、一時は逆転を許した楽天がガルシアの本塁打で競り勝つ格好となった。仮にそのまま西武に逆転負けを喫していたなら、間違いなく大炎上となっていたであろう楽天の怠慢プレー。理由はどうあれ、ファンの前では常に全力プレーを願いたいものだが――。


問題の4回裏ダイジェスト動画 - YouTube